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星5テラレイドで勝てない人へ ~②仕様を理解して、コライドン・ミライドン以外のポケモンも育てよう

はい、という訳で皆さん、前回の記事を参考にソロで☆5テラレイドバトルを回せるようになりましたか?
ミントや王冠、あるいはそれらを買うための換金アイテム、各種ハネ、けいけんアメ、たまにしか落ちないとくせいパッチ、もらいましたか?

回っているうちに感じたことでしょう、「なんかこのテラスタイプきついな」「このポケモン相手だとタイプ関係なく全然勝てない」などなど……

そう、コライドン・ミライドンだけではどうしてもカバーしきれないポケモンがいます。1体だけ集中して強くしても勝てません。
ではどうするか?コライドン・ミライドン以外のポケモンを育てることが求められます。
それってマリルリ?ニャイキング?ニンフィア?テツノカイナ?

手っ取り早い紹介記事やツイートの表面だけなぞるな!!!!!!

……ということで、レイドバトルの注意点、ならびに「育てるポケモン選び」の部分から、基礎的なことを書いていきます。


【テラレイドバトルの要注意仕様】

◆シールドがウザすぎる!

剣盾(ポケットモンスター ソード・シールド)のマックスレイドバトル同様、ある程度勝負を進めていると、相手のポケモンがレイド特有のシールドを張ってきます。

このシールドが厄介で、

・張られた瞬間に何かしらの特殊行動(相手の能力ダウン=デバフの解除、味方の能力アップ=バフの解除、テラスタルオーブのチャージ減少)をしてくる

・張られている間はいやなおと、きんぞくおんなどで相手の能力を下げることができない

ちょうはつも効かないので、相手はビルドアップやキノコのほうしなどの変化わざをバンバン打ってくる

・変化わざで状態異常(まひ、やけどなど)にすることができず、あまつさえ解除してくる(※一部の攻撃わざの追加効果で状態異常にすることはできます)

アホか?

◆シールドを張らせないためには

体力ゲージや時間ゲージ(下図参照)が一定量減ったタイミングでシールドが張られることがわかっています。

ブロロン、死ぬなーっ!


ではどうするかというと、

・開始後すぐ何度も攻撃して体力ゲージをチマチマ削るのではなく、変化わざを多用してから一気に畳み掛ける(シールドを張られる前にワンパンで倒す、あるいは体力を赤まで持っていく)
倒れない(倒れると数秒動けないだけじゃなくて、時間ゲージが大幅に減る!)

この2つが鉄則となります。
特にマルチプレイではらだいこを使う前にはてっぺきやらあまえるやらリフレクターやらひかりのかべやら使って倒れない布石を作ってから!すぐポンポコするな!

◆シールドを張らせないポケモンとは?

耐久力がそこそこある、または耐久力を上昇させるわざや回復わざが使える(のですぐに倒れない)
・チマチマ削る前に自分のこうげきorとくこうランクをぐーんと上げる変化わざを持っている(ので一撃で大きく削れる)

これらに加えて、プレイヤーが押さえるべきポイントとして

・相手のタイプや特性で自分の攻撃が通らないパターンを避ける
・相手の使うわざが自分の弱点を突かないことを確認する
・相手の使う攻撃わざが物理か?特殊か?に応じて、物理耐久の高いポケモンと特殊耐久の高いポケモンを使い分ける
・相手は物理耐久が弱いか?特殊耐久が弱いか?に応じて物理攻撃の強いポケモンと特殊攻撃の強いポケモンを使い分ける

などが必要とされます。

……そんなんボックスがいくらあっても足りないじゃん!!!!!!!!!

気持ちはわかる。そしてそのあたりをカバーしやすいポケモンの組み合わせが紹介されてることもある。
ただやっぱり、お手軽な情報を鵜呑みにするorガチ勢が書いてる記事の中で読める文字列だけしか読まないでいると、細かい対応ができないからね!ひとつお勉強の時間でございます。

今回はさっきちょいちょい言った「物理」「特殊」のお話がメインとなります。

【レイドに適したポケモン選び】

◆ポケモンごとの能力のバランス(種族値)を確認しよう

なんとなーくイメージがあると思います。キョジオーンはぼうぎょが高そうだな~、サーナイトはとくこうが強そうだな~等。
バトル学のキハダ先生もおっしゃる通り、ポケモンは得意な部分を伸ばすことが肝心です。その得意な部分を確認していきましょう。

かわいいかわいいイーブイの進化系をご用意しました。このデータは、ポケモン公式が設けているポケモンずかんから確認できます。

右側の黄色いパラメーターの配分がだいぶ違いますね。


わざわざポケモンずかんを確認しなくても、お手持ちのポケモンのレーダーチャートでもだいたいの得意不得意は確認できます。

全然違う形


しかしながら、前回説明した「努力値」「せいかく」の影響があり(↑のラッキーとルガルガンは性格補正なし)、また「個体値」によってもそのポケモン本来の得意不得意にやや補正がかかっていることがありますし(さいこう かなりいい まあまあ 等)、レベルが低いうちはどのポケモンも伸びやすい能力がわかりづらい図になっています。

Lv.20のときは全体的に小さくてわかりづらい

そのため、多少手間ではありますが、公式のポケモンずかん、あるいはファンが作った攻略サイトに載っている種族値を参照した方が正確ではあります。


◆攻めの観点……伸ばすべき能力と選ぶわざの分類を調べよう

さて、先ほど紹介したリーフィアとニンフィアについて、「物理攻撃が得意か」「特殊攻撃が得意か」を比べてみましょう。これらはそれぞれこうげきとくこうに対応します。コライドン・ミライドンのときも意識したはずです。

こうげき>とくこう
とくこう>こうげき

ポケモンごとの得意不得意に基づくと、リーフィアは物理攻撃わざ、ニンフィアは特殊攻撃わざ を覚えさせた方が強い ことがわかります。

具体的には、リーフィアは
⭕リーフブレード
❌マジカルリーフ

ニンフィアは
⭕ムーンフォース
❌じゃれつく

といった感じです。わざマシンや「強さを見る」で確認できる「ぶんるい」がトゲトゲのマークの場合は物理攻撃、三重丸の場合は特殊攻撃ですので、よく見てみましょう。


◆守りの観点……どんな攻撃をされるとキツいのか調べよう

お次は「物理攻撃を受けても耐えられるか」「特殊攻撃を受けても耐えられるか」を比べてみましょう。これらはそれぞれぼうぎょとくぼうに対応します。コライドン・ミライドンのときはこの項目は確認しなかったので、新たなチェックポイントです。


ぼうぎょ>とくぼう
とくぼう>ぼうぎょ

つまり、リーフィアは物理攻撃に強く、ニンフィアは特殊攻撃に強い。

最強エースバーンレイドで物理攻撃わざであるアイアンヘッドを受けてニンフィアが一瞬で倒れた経験、ありませんか?
あれはこういうカラクリです。でした。

これらの項目を見るときはむしろ「何をされると弱いか」ということを意識するとよいです。
物理攻撃が得意なポケモン相手にニンフィアを出さない、特殊攻撃が得意なポケモン相手にリーフィアを出さない。そんな感じです。

(コライドン・ミライドンはどちらもそこそこ高いのであまり気を揉まなくてもよく、前回の記事では飛ばしました)

ねえねえ 気づいちゃったかも……

CV:ハチワレ


いやいや、そこまで単純ではありません。

同じイーブイの進化系でも得意不得意はさまざま


ちょうど解禁されたばかりの最強ゲッコウガに特性ちょすいのドオーが強い!というデマ……情報が流れましたが、ドオーもこのブースターと似たような種族値配分であり、自身は物理攻撃わざが得意な反面、物理攻撃を受けると大ダメージになってしまいます。ゲッコウガはわざ範囲(あとで説明します)が広いので、れいとうパンチだけでもかなり痛い。
そんな感じで「あのポケモンを相手にするなら、このポケモンは使うとまずいな」の指標として覚えておいてくださいね。


◆覚える"変化わざ"をチェックしよう

冒頭で触れました、シールドを張らせないわざ選び。

耐久力がそこそこある、または耐久力を上昇させるわざや回復わざが使える
・チマチマ削る前に自分のこうげきorとくこうランクをぐーんと上げる変化わざを持っている

こちらについてざっくり箇条書きしていきます。
※能力アップダウン(ガチ勢はランク補正と言います)は矢印で示します。↑と↓は打ち消しあい、どちらも最大6個までつけられます。

<物理攻撃アタッカー(自分のポケモンのこうげきが高い場合)>
・つるぎのまい(自分のこうげき↑↑)
・いやなおと(相手のぼうぎょ↓↓)
・ビルドアップ(自分のこうげき↑ぼうぎょ↑)
・はらだいこ(HPを半分削って自分のこうげき↑↑↑↑↑↑)

<特殊攻撃アタッカー(自分のポケモンのとくこうが高い場合)>
・わるだくみ(自分のとくこう↑↑)
・きんぞくおん(相手のとくぼう↓↓)
・うそなき(相手のとくぼう↓↓)
・めいそう(自分のとくこう↑とくぼう↑)

これらのわざを一つも覚えないポケモンは、どんなに幅広いタイプのわざを覚えても、残念ながら基本的にレイドバトルのアタッカーには向いていません。(ただし、耐久力がある場合に限りますが、サポーターに向いているわざやとくせいを持っている可能性があります。気を落とさないで!)(サポーターについては別記事で紹介する予定です)(なお、一部のポケモンは「攻撃しながら能力を上げ下げする」ことができるわざを覚えるため、例外的にアタッカー適性があります)

<物理耐久を上げる(相手のポケモンのこうげきが高い場合)>
・リフレクター(矢印なし、味方全体の物理耐久を標準5ターン上げる)(矢印と重ねがけOK)
・てっぺき(自分のぼうぎょ↑↑)
・コットンガード(自分のぼうぎょ↑↑↑)
・あまえる(相手のこうげき↓↓)
・ビルドアップ(自分のこうげき↑ぼうぎょ↑)
・コスモパワー(自分のぼうぎょ↑とくぼう↑)
・おにび(状態異常"やけど"の隠れた効果として、物理攻撃で与えるダメージが半分になります。矢印なし、矢印と重ねがけOK)

<特殊耐久を上げる(相手のポケモンのとくこうが高い場合)>
・ひかりのかべ(矢印なし、味方全体の物理耐久を標準5ターン上げる)(矢印と重ねがけOK)
・ドわすれ(自分のとくぼう↑↑)
・かいでんぱ(相手のとくこう↓↓)
・めいそう(自分のとくこう↑とくぼう↑)
・コスモパワー(自分のぼうぎょ↑とくぼう↑)

こちらも、アタッカーサポーター問わずどれか一つは持っておきたいですね。特にリフレクター・ひかりのかべは味方全員に効果があるので、マルチプレイではとてもありがたがられます。


◆攻撃しつつ相手の能力を上げ下げできるわざ

・ひやみず(こうげき↓)
・バークアウト(とくこう↓) ※2/5追加
・はいよるいちげき(とくこう↓)
・マジカルフレイム(とくこう↓)
・アシッドボム(とくぼう↓↓) 

※一部のポケモンのみが覚えるわざ
・ソウルクラッシュ(とくこう↓)……オーロンゲ、テツノブジン
・ほのおのムチ(ぼうぎょ↓)……エンニュート
・Gのちから(ぼうぎょ↓)……アップリュー
・りんごさん(とくぼう↓ )……タルップル
・ルミナコリジョン(とくぼう↓↓)……クエスパトラ

最強エースバーンレイドではドヒドイデやハリーセンによりひやみず、アシッドボムが飛び交う様子を散見できたのではないでしょうか。あれらのわざは実はダメージはオマケで、能力ダウンを狙ったものだったのです。

サポーター向けですが、一部アタッカーのサブウエポンとしても有用ですので、「思い出し」でチェックしてみてくださいね。
ひやみず、アシッドボムはわざマシンマシンで作れるのも利点です。


◆使いどころが難しい攻撃わざ(できればやめてくれ)

これらは「倒されやすくなってしまうわざ」です。

ぼうぎょやとくぼうが下がる……インファイト、アーマーキャノン、ばかぢからなど
反動ダメージがある……ワイルドボルト、フレアドライブ、ブレイブバード、ウェーブタックルなど

※事前に十分に能力アップしてから、一撃で大きく削れるなら可ですが、初心者のうちは使わない選択をオススメします


◆特性まけんき・かちきに気をつけろ!

・まけんき……能力ダウン1回につき、こうげき↑↑
・かちき……能力ダウン1回につき、とくこう↑↑

相手が強くなる~😭😭😭

ソロ攻略を行う中で、味方のウインディなどが「いかく」を入れるたびに相手の能力が上がる場面があったのではないでしょうか。

特性まけんきを持つことがあるポケモンは
・コノヨザル
・タイレーツ
・ナゲツケサル(バイオレットのみ)
・ウォーグル
・ドドゲザン

特性かちきを持つことがあるポケモンは
・プクリン
・タイカイデン
・ゴチルゼル

こいつらのシルエットがすぐ浮かばない人は、今すぐ公式のポケモンずかんをチェックだ!

対処法は主に2つ。
・相手の能力を下げるのではなく、自分のこうげきorとくこうを最大まで上げる
・相手の特性を機能させなくする

後者は「いえき」や「スキルスワップ」を使います。アタッカー自らというよりはサポーターにお願いすることが多い印象。なお、ソロ攻略のNPCはそんな気遣いはしてくれません。

【で、結局タイプ・わざ・能力バランスのオススメは何?】

詳しくはこちらのブログ5.レイド用ポケモンの育成をご参照ください……(力尽きた)

つまりマンキー、フカマル、モノズ、カラミンゴの用意をしておきましょう。

用意をするって?
またタウリンとか買って、ぎんのおうかんとかミントとか使うの?
4匹もいるのに?

そのお話はまた次回のお楽しみ。明日になるかは分かりません。

※先にご紹介したブログはある程度やってる人向けなので、分からない部分を読み飛ばしてかいつまむよりは基礎を理解することを推奨します。読める人は是非読んで拡散してね!

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