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酒はセックスと同じだと思っている。

要は嗜好品の一種ということだ。
昔は”強い奴は偉い”とか”できない(飲めない)奴はダサい”とかの同調圧力が強かったけど、最近は酒もセックスも、好きな人も嫌いな人もいるし、強い人も弱い人もいるよね、みたいな認識が広まって少し生きやすくなってきた。

先日、初対面の人から「酒が飲める人間でよかった、酒が飲めるからいろんな人から誘われて繋がれる」みたいな話をされたけど、私は酒を飲まないからこそ繋がれた人もいっぱいいるので、”酒が飲める人はすごい(酒が飲めない人は可哀想)”みたいな価値観を出されると困る。

私だって「セックスが好きな人間でよかった、セックスが強いからいろんな人から誘われて繋がれる」と個人的には思っているけど、”セックスが強い人はすごい”なんて価値観を他人に押し付ける必要はないと思っている。

酒を飲むと体調が悪くなるのがコンプレックスで、コンパで酒に強い奴が持て囃されているのが悔しくて、若い頃は酒に強くなろうといろいろ無理もしたけどダメだった。
会社の飲み会の「とりあえず生だろ?」「次なに飲む?」とか、「お酌を強要される」「無理にお酌をされる」みたいな習慣でますます嫌になった。1杯目がビールでないと引かれたり、「福岡出身だから酒に強いんだろ?」とかマイクロアグレッションかまされるのも鬱陶しかった。
私は最初からワサビ焼酎のお湯割を舐めたいし、ビールなら喉越し重視のラガーよりもエールを常温でゆっくり味わいたい。とにかく、自分のペースで好きなものを飲みたい。

酒に関する自己肯定感が低かったけど、そんな「酒に弱い体質」である自分を受け入れられるようになったきっかけは、筋トレにハマったことと、Sober Curious https://eleminist.com/article/881 という概念を知ったこと。アルハラはよくない、という認識が社会に広まったのもよかった。
別に「シラフがクール」とまでは思わないけど、「酔っ払って醜態を曝したくない」とは思う。

1月はDry January https://forbesjapan.com/articles/detail/24761 に挑戦してみようかな。

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