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側弯症の治療について


基本情報


基本的に、現時点で日本の思春期特発性側弯症の治療は3段階あります。

① 装具をつける必要のない経過観察(大切!)
② 装具療法(医療用コルセット)で経過観察
③ 手術療法


・日本側彎症学会のHPの「治療はどのように行われるか?」のページ↓


・側弯症の手術実績がある慶應義塾大学病院の情報サイト↓


・専門家への紹介時期について。
「認定医-指導医のためのレビュー・オピニオン(2021年)」

おおよその目安


・彎曲の角度や状態ごとの治療方針がわかりやすかった滋賀県立小児保健医療センターのページ↓

標準治療


ウチはいきなり①経過観察をすっ飛ばして治療段階が②からだったわけですが、①経過観察と診断された場合は成長期が終わるまで通院を続けないといきなり手術するしかないというようなこともあり得るので、「何もしてもらえない」と絶望したり放ったらかしにせず、信頼できる専門医に通うことが大切です。
検査して機能性側弯だった場合は、原因を取り除くことで治せる可能性があります。

次の段階の②装具治療というのは、『進行を抑えるもので、治すものではない』というのを、理解しておく必要があります。

特発性の構築性側弯は、世界中の専門家が研究していますが今のところ原因不明で、治す(手術以外でまっすぐな状態にする)のは難しいとされています。

治る側弯症だけを治ったと宣伝する民間療法

にもかかわらず、ネットで検索すると「つらい装具治療や手術をしなくても側弯症は治る」という民間療法がいっぱい出てきます。
あえて治った症状が機能性側弯か構築性側弯かには触れずに。
いやまだ世界に認められてないだけで区別なくホントに治せるのかもしれないけど。
でも側弯症は、症状が進む人は進むし、何もしなくても進まない人のほうが多数なわけで。。。

いろいろ試してみるのはいいと思います。
ウチも、今後も情報を集めて気になるものをやってみることがあると思います。

でもまずは、標準治療!
標準治療とは、エビデンス(科学的根拠)に基づいた観点で、現在利用できる「最良の治療」のこと。
決して中くらいの治療ではありません。

ウチは装具治療適用の成長期に症状が見つかったことは良かったこととしてとらえて、装具治療を頑張ってみることにしました。
・・・頑張っても進行しちゃったら切ないけど😣

手術こわい ...けど

装具治療を頑張っても、症状が進行して健康上の問題が出たり、日常生活を送るのが困難になったり、見た目に悩んだりがあると、手術も考える必要があります。

うちは、先々には手術も視野のすみっこに入れておかなければと思っています。
娘も手術は怖いと言っているのですが・・・。

どうも娘は、↑の滋賀県立小児保健医療センターの記事の
『ただし、かならずしもすべてのカーブの進行ををコルセットで阻止することはできません。
コルセットにより肋骨を介して脊柱の彎曲を矯正しようとしても、彎曲する力が強大なため肋骨が潰れてくる場合もあるくらいです。
そのくらい曲がろうとする力が強いことも稀ではありません。
このような場合には可能な限りコルセットを装着しますが、最終的には手術療法が必要となるでしょう。』
に当てはまりそうな感じなんですよね ... 。

肋骨が潰れようとも曲がろうとする、ってどういうことよ😫

こればっかりはどうなるかわからないことなので、装具(医療用コルセット)をやってみて、どうしても辛かったり合わなかったら、また考えようと思います!

ダメ元なら新型でもいいんじゃない?


次は、ウチが「どっちにしろ手術もありえるんなら...」と覚悟したうえで悩みながら選択した 比較的新しい装具「シェノーブレース(シェノー装具、シェヌー、シュヌーとも)」について書きます。

従来の装具の方がエビデンスはあるんだけど、、、あるんだけど、薄くて軽くて前開きが良かったんです🥺

ペンギンシュガー🐧
飛び込む? 飛び込まない?

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