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ヨシタケが書きたい記事の系統+雑談

どんな記事を書きたいのー?
と聞かれたら、一言では答えにくいのでこうしてつらつらノートを書くことで説明してみようと思います。
私は芸術作品として映画を見ているというよりは、学問の題材として映画を見ることが多いです。例えば、最近読んだ『スターウォーズに学ぶ「国家・正義・民主主義」』(岡田斗司夫)にこんな一節がありました。

ガンダムは、宇宙時代のコロニーに住む人たちの独立戦争の話。
スター・ウォーズは、銀河帝国という悪に対して反乱を起こす民衆の話。
バットマンは、国家や警察には任せておけないと立ち上がった一個人が法を犯して正義を守るという話。

この本では「政治寓話として映画を読み解く」ということをテーマに、様々な映画について政治学的な視点から切り込んでいます。私が書きたいのはまさにこんな感じ。
この本を読んだときは「何だ、私がやりたかったようなことをすでに体現している人がいたじゃん(実は他にもいっぱいいたことをこの後見つける)」と苦笑しちゃったのですが、
「一番じゃなきゃいけないんですか。二番じゃダメなんですか」
と問われれば私は「まあ、はい、二番でもいいです」派。

だからイメージとしてはこの岡田さんみたいにして映画に込められた寓話的メッセージを抽出して、社会科学的なテーマに結びつけて思考を深めたいなと思っています。それを記事化して何本も書いていくことで勉強にもなるし(私の。w)、読んだ人がこれをきっかけにして万が一にでも映画に関する興味や知的好奇心を刺激されたりしたら嬉しいな。

今回の文芸誌(映画系webマガジン?)を通しても、新たな旋風を巻き起こしてやる!メラメラ!みたいなことは思ってなくて、ただいろんな人の映画愛、イラスト愛、コンテンツ愛が詰まったものを形にして発信したいなーというお気持ちです。
外大生っていろんな面白い人いるなって思うんです(「面白い」も完全に私の価値観のフィルター通してますが)。絵やイラストがめちゃめちゃ上手い人、哲学ガチ勢、映画オタクetc...。そういう人の発信内容を私みたいにどこかの誰かがtwitterを通してひっそり覗き見るだけじゃ勿体無いなと思うし、「みんなアツマレ〜」と小声で叫びたい、私は。

とはいえ私が一番大好きなのは映画なので、まずは映画好きが集まって色々な映画について語る&発信する一つの場所ができたら私的には最高にハッピーです。(記事たまってきたらイラスト描いてくれる人勧誘したいとは思ってます笑)
新しいことすっぞ!勢力拡大!メラメラ!みたいな気持ちでやりたい人がいるとしたら?これから入ってくれるとしたら?それはそれで大歓迎です。
実際増えれば増えるほど嬉しいもんね。
ついて行きます、パイセン。

脱線しましたが、ヨシタケはどんな記事が書きたいの?という話でした。
簡潔な答えは、「映画に登場する社会科学的テーマについて深掘りした記事を書きたい」です。ああスッキリした。

というのも、これまで映画を見ながら感じた疑問や違和感をきっかけにして、日頃の勉強で得た知識を引っ張り出したり はたまた無学を痛感して調べたりするプロセスに喜びを感じてきました。ただその問題としては、プロセスの段階で満足してしまっていて(気が向いて日記につらつら書いたりするときを除いては)ほとんどの場合アウトプットはしてきませんでした。
これだけ時間をかけて映画を見ているのに、そこから得た学びが記憶のどこかに消えていく。せっかく歩んできた道のりが見えなくなっていくようで何だか悲しいな。何らかの形でアウトプットしたい。
そう強く思って、記事にして発信しよう〜と思いました。

実はこれまでも個人のnoteやアメブロで書いてはいたのですが、いかんせん突出して文才があるわけでもないし、人に見てもらうことをあまり想定していなかったから質も安定はせず、何より一人でやっているのでたまに虚しい。
仲間を集めれば、人の書いた文章が読める(最高。私のための雑誌やんけ)、読者の存在を前提に書くから内容のブラッシュアップモチベも生まれる、そして産業集積じゃないけど人やコンテンツが蓄積すればするほど輪が広がっていく可能性もあり。楽しみであります。にこにこ。
話はそれますが、人の書いた文章が私は大好きなんです。特に、同じものを見て違う感想が出たりすると「あなたの価値観のフィルターを通すとそういう風に見えるのか...!」となんだかわくわくします。とってもいんてれすてぃんぐ。
映画って特にこれが顕著に現れると思っていて。
同じ映画を見ていても、見え方が人によって全然違う。
最近見たwavesなんて、友達曰く恋愛物語らしいけれど、家族ストレスで爆発しそうな今の私の感想は
「エ?家族の物語でそ...?」。

「人は現実のすべてが見えるわけではなく、多くの人は見たいと思う現実しか見ない」

とカエサルくんも指摘したそうな。

実際、人間は「見たいものしか見ない」、あるいは「見たいように都合よく現実の世界を変換してしまう」習性を持つ動物だ ということは認知科学や心理学で長らく研究されてきた命題みたいです。
関連して、このInvisible Gorillaという爆笑実験が2004年にイグ・ノーベル賞を受賞しました。ほんと笑っちゃうくらい「見えない」ので、興味あったら以下動画を是非。

脱線しまくったし、私がこれから書く記事もこのように脱線しまくったものになるのでしょう。

みんなはどんな記事書くのか楽しみだな。

おしまい。

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