トランジットの懐疑心を語る#ミドルエイジクライシス
生まれた時の天体の位置と現在の天体の位置がなぜ関連するのか?
ずっとトランジットには懐疑心を持っていた。
し、今も持っている。
(これは批判ではなく、なぜそうなるのかを理解したいという探究心と
はらに落とし込むレベルで体験して実証したいというニーズがある)
だって生まれた時の天体はもう今は関係ない位置にいるじゃない。
それが規定の角度をとるからってなぜそうなるのさ?
その理由を知りたかった。
(ネイタルホロスコープでのアスペクトは理解できる。
その時の天体の配置だから。
トランジットは過去と現在が交差しとるやん。なんでなん。
惑星の位置は時空を越えるの?)
そしてやってきた、ネイタル冥王星にトランジットがスクエアになる2024.7月。
とは言っても、トランジットを見ていたわけではない。
自身の根幹を揺るがすような、
これまで積み上げてきた(と自分が感じている)ものが崩れ去るような、
そんな出来事が起きて、それはそれはショックを受けた。
この足元から崩れ落ちるような感覚。
奈落の底、絶望、深淵…その中にも、うっすら光は感じる。
まさに出来事に題名をつけるなら「再生を予感する破壊」だった。
破壊と再生、まさに冥王星のテーマ。
そこで冥王星を調べたら、自分のネイタルホロスコープの冥王星と
現在の冥王星がピッタリ90度(スクエア)だった。
冥王星は強烈な成長を即す天体
発達心理学では「ミドルエイジクライシス(中年の危機)」という
概念がある。そしてそれはちょうどネイタル冥王星と
トランジットの冥王星が90度の角度をとる時期に等しい。
つまり、誰しもに起きる成長過程のタイミングということ。
そしてネイタルの角度との関係性においては、
ネイタルの出生地を拠点Aとするならば、そこにネイタル冥王星×サインの性質が体内に通っている。そしてトランジットでは新たな方向からの冥王星×サインの性質を帯びた刺激が加わり、その流れの勢いや性質は角度による。
そうして拠点A(自分の心身)に影響を及ぼすと考えると、トランジットが個人に与える影響のメカニズムが理解できる気がした。
冥王星が滞在するハウスに成長の鍵が眠る
「冥王星は滞在するハウスを極限まで使おうとする」という
解釈がある。つまり、冥王星がいるハウスをやり切ることが
成長の鍵になるということ。
私は何者で、何を成したい者なのか?
自分のルーツ、基盤、家族、自分領域…
様々な表現の中で問い続けていきたい。
4ハウスを、やり切る。
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