井上尚弥 世界４団体バンタム級王座統一戦12回戦かんそう〜長引く試合を逆にエンタメ変換の回〜

ガードの上からでもボコボコ

世界４団体バンタム級（５３・５キロ以下）王座統一戦１２回戦、dtvで見ました！

dtvのUIの悪さ、会員のややこしさ、回線の切れ具合はさておき(本当は2万字ほど物申したいが割愛)。井上選手、圧勝でしたね！相手があまりにも亀だったのでどうなることかと思いましたが、きっちり細かいダメージ蓄積させて、11Rえげつない音のボディからのフックでKO。お見事でした！

長引く試合になると井上自身名言してましたが、ここまでガチガチのガードでくるとは私は想定外でした。私自身堪え性がなくて、趣味の柔術で相手に亀やられると、ワタワタした挙句カウンター取られる事がしばしばあったのですが、モンスターレベルになると待つのは大前提として、煽ったり魅せる技をしたりして観客まで楽しませてくれるのかと、人としての格の違いを感じました。(まぁ、ど素人と比べるなって話ですが。。汗)

途中、かかとに体重のせて後ろに下がるステップ(通称アリシャッフル)をしてくれたり、手を引っ込めて相手を前屈みで覗き込むロイジョーンズ的仕草をしたりと、長引く試合の中でも見どころを作ってくれましたね。王座がかかってる重たい試合なのにとっても楽しませてくれて感謝です。

しかし相手のバトラー、倒れなかったですねえ〜！亀は亀でも、あんなパンチ喰らってもずっとちゃんとステップ踏んでたのは、やっぱり王者の風格がありました。井上からは何しにイギリスから来たんだと苦言を呈され、欧州のボクシングファンからも総スカンくらい、なんだかちょびっとだけ同情してしまいました。まぁ、前へという気持ちを見せて欲しかった、というのも分かりますがね。あのモンスター相手だったら亀からのカウンターしか、選択肢ないんじゃないかな。あんなにやられまくってたのに会見では"井上はガードが甘い"的な最後っ屁かましたのもご愛嬌でしょう。

スーパーバンタム級は強豪ぞろいですし、まだまだキャリアハイを続ける井上選手の今後がめちゃくちゃ楽しみです！

きん