統合失調症と運動について

統合失調症の回復に運動は非常に有効だと思っています。私は統合失調症の当事者であり、医学的な知識はありませんが、統合失調症がある程度回復した経験をもとに、運動についてお話しようと思います。

心が病んでいるなら、体を動かす

私の好きなYouTuberに大愚元勝というお坊さんがいます。私は宗教に入ったことはありませんし、宗教に入るつもりもありませんが、とても参考になるお話をYouTubeで発信してらっしゃいます。その中で、うつ病の方やおそらく統合失調症の方の相談にものったことがあるのだと思うのですが、「心が病んでいると言葉で解決しがちだが、体を動かすこと」とおっしゃっていました。心の問題を心で解決するのではなく、体を動かすことで解決しようという考え方です。
心は物理的にあるものではないと思いますが、脳も体の一部であり、脳以外の部分とつながっています。体を動かせば、脳にも影響があるというのは自然な考えではないでしょうか。

私が運動を続けた結果

私は、2019年頃にランニングをときどきやるようになり、2021年頃から週2回のジムでの筋トレと毎日の散歩を続けています。運動を始めることで、どうなったかというと、統合失調症につきものの疲れやすさが減りました。体を動かすことは、適度にやれば疲れにくくなると思います。
特に、筋トレはおすすめです。詳しく調べていませんが、筋トレをすることで、いろいろな良いホルモンが出るのかもしれません。筋トレをした日は頭が疲れにくく、すっきりした気持ちになり、病前の状態にとても近い状態になります。筋トレのポイントとしては、全力で体の筋肉を使うことだと思います。特に、Big3と呼ばれるベンチプレス・バーベルスクワット・デッドリフトがおすすめです。やったことがない方はジムのトレーナーに教えてもらうのが良いと思います。筋肉が比較的少ない女性でもできます。
私が今仕事ができるのも、筋トレのおかげといっても過言ではありません。逆に言えば、筋トレをしないと、仕事ができないかもしれません。それぐらい、私の場合は運動が大切な習慣です。

運動を始めるタイミングについて補足

統合失調症の急性期や、発症して間もない頃は全ての刺激に対して敏感になっていると思います。私の場合、脳を刺すような感覚が常にありました。発症して1〜2年ほどは何をしていても、何もしなくても良いので、休むことが大切かと思います。焦らないことが大切とよく言われますが、本当にそうだと思います。
1〜2年ほど経ったあとに、運動を始めるのが良いかと思います。繰り返しますが、筋トレが大変おすすめです。本当に人生が変わります。

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