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金目鯛的!初フルマラソンでサブ4目指すなら伝えたいこと

こんにちは!金目鯛です。前回の記事が意外と多くの方に見ていただけたようで…(もう少し体系立てて書けばよかった)調子に乗って第2弾です!


著者近影

はじめに

さて、皆さんは普段誰と走っていますか?ランニングの手軽さを踏まえると、多くの方はひとりで走られていると思います。
練習方法や大会についても、インターネットで大抵の情報は手に入るので、苦労することはないと思いますが、やっぱり分からないことも多い
そして、サブ4あたりを目指すのであれば、そういう「やっぱり分からないこと」がジワジワとダメージになることもあるのかなと思います。

今回は鯛が初マラソンでサブ4を目指した時に感じたことや、伝えたいことを残しておきます。別に教科書でもないですし、そういった情報は別で充実していると思うので、あくまで読み物として…誰かの役に立てば幸いです。

初マラソンでサブ4を目指すことについて

フルマラソンに出るぞ!となったときに、まず初めに目にする称号がサブ4だと思います。その難易度は割愛しますが、ある程度走れるかも?と思った方が、最初に置く目標としてはリーズナブルな気がします。大概の大会でペーサーが設置されるし、歯ごたえもあります。あと自慢できる
ただ、ほとんどの方は練習で42キロも走らないし、普段から大会と同じ環境で走っている訳でもありません。なので、「大会特有」の不確定要素が出てきます。それを思いついた順に書いていきます。推敲せずに一発で書いているので、日本語の怪しいところはご容赦ください

グロスタイム・ネットタイムについて

マラソンのタイム管理にはグロスタイムとネットタイムの2種類があります。
グロスタイムとは、「よーいドン!(パァン)」からスタートする時計のことです。大会の公式記録はこちらが採用されます。
ネットタイムとは、自分がスタートラインを通過した時からスタートする時計のことです。記録としては残りますが、公式記録ではありません。基本的にグロスタイムよりも短くなります。

なぜ2つあるかというと、市民ランナーが(パァン)からスタートラインを超えるまでに数分かかるからです。大きなマラソン大会には数万人が参加します。横並びではスタートできないので、時間がかかります。大会にもよりますが、サブ4あたりを目標タイムでエントリーした場合は、スタートまで5分以上かかることがあるかもしれません。

自分の中でどちらを目指すか。というのは結構大切だと思います。後述しますが、ペーサーを使う場合は、グロスでの達成を目指すので、実際にはサブ4よりも早いペースで走ることになります。
厳密に42.195㎞を走った時間を表すのがネット、大会として管理されるのがグロスです。
たいていの人はそこまで区別して気にしてないので、どっちでもいいと思います。ただ、個人的にはネットで達成、グロスで未達!の場合のなんとも気持ち悪い感じもある(達成した!と大きな声で言っていいのか悩む)ので、まずはグロスを狙いました。

ペーサーについて

先ほどからペーサーという言葉を使っていますが、初めて大会に出る方には馴染みが薄いかもしれません。簡単に説明しますと大会が公式に用意した、設定時間通りに走ってくれる人たちのことです。いわゆるペースメーカーですね。

大会にもよりますが、4:30/4:00/3:45/3:30…といった形で、目標タイム別に設置されていることが多いです。ペーサーに最後までついていければ、目標タイムを達成できる!という頼もしい存在です。ちなみに、グロスタイムで達成をします。なので、スタート通過まで5分かかるのであれば、3:55で走ることになるわけです。意外とこの5分は大きいですね。
初心者には特に難しいペース管理をやってくれる。非常にありがたい存在です。ただし、こと初心者の初レースにおいては、もろ刃の刃でもあります。

①集団走になる

ペーサーを先頭に大きな集団を作ることになります。100人規模の集団となることもあります。特に、サブ4は人気なので、めちゃくちゃ大きな集団ができることが多いです。
集団走は「ペース管理をしなくていい」「風の影響が少ない」など、体力の温存にもってこいなのですが、デメリットもあります。それは「個人でやってきたランナーには、集団走の経験がないこと」です。
よくあるのが「狭くて歩幅やピッチが思い通りにいかない」ということです。個人ランだけをしていれば、自分の思い通りのフォームで走れますが(それゆえにペースはバラついてたりする)なんだかしっくりこない中で走ることになります。意外と疲れます。足踏んだり踏まれたりもあったり…

②水がとりにくい!

さらに、給水にも集団で挑むことになります。接触や、水が取れないということも起こりやすいです。この辺りはペーサー集団に入る際のトレードオフです。

③人に囲まれて景色を楽しむ余裕がない!

ずっと前も横も人なので、声援とかはあんまり聞こえないです。ペーサー集団の中は、規則正しい足音以外は聞こえないぐらい独特の静寂に包まれますよ。

④じゃあどうする

スタートで集団に入ってみて、いけそうならそのまま…がベストですが、折り合いがつかなかった時の個人的なおすすめは、ペーサーの数十メートル前を走ることです。ある程度リズムを刻める方なら、後ろからサブ4ラインが追いかけてくる状況で走る方が楽だと思います。集団のメリットは得られませんが、ペーサーのメリットをお尻で感じることになります。鯛の初マラソン(金沢)はこれでした。個人的には追いかけるより追われる方がシャキッとするので、良かったです。

給水について

皆さん、走りながら紙コップで水を飲んだことはありますか?鯛は大会に出るまでありませんでした。たぶん、皆さん本番で走りながら飲んだらビッシャビシャになります。下手すれば1割も口に入りません
止まって飲めば安心ですが、集団内で止まれば事故りますし、そもそもサブ4狙いの方が給水で足を止めると、その後苦労します。
なので、これは絶対ですが、紙コップはとり次第口をつぶしてください。これだけで全然違います。あとは、大体テーブルは3~5個はあるので、1つ目のテーブルでがっつかなことです。紙コップは口をつぶす。これだけ覚えて帰ってくださいね。


これだけはやりましょう

トイレについて

大会ではスタートまでに30分以上待機することになります。寒空の下待機…尿意です。スタートした直後からもうずっと尿意ということもあります。走り始めると少し落ち着くこともあるので、初めのトイレはパスした方がよいかなと思います。混むので。10キロ過ぎで一度リセットのために入る方が良いかと思います。ただ、意外と走り始めるとゴールまでトイレに行かなくて済むことが多いです。

次回は(あれば)タイム管理やレース中の気持ち、30㎞の壁とよばれるものについても何か書きたいです


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