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若手プロに知ってもらいたいこと インタビュー記事を書く時の注意点

【ダメ出しします】

 今回は珍しく「ダメ出し」をします。
 本当はそんな偉そうなことやって嫌われたくないのですが、やっぱりやった方が良いかなーと。「うるせえなあ」と思われても良いからやろうかなと。そう思ったのでやります。

 昨年末、久しぶりに日本プロ麻雀連盟のホームページから原稿依頼がありました。清水香織プロが「女流モンド杯」で優勝したことを受けてのインタビュー記事を書いてくれと。

 同期で同年齢で長い付き合いの清水本人から「黒木に書かせてくれ」とご指名をいただきました。
 そう言われて受けないわけはないのですが、写真だけは失敗しました。清水の顔を加工するためのアプリによって私の顔も巻き添えを食らったのです。ツルツルになって気持ち悪い写真が冒頭にあるので、もし記事を読まれる際は写真の私の顔を凝視しないようにご注意ください。
 Twitterで何人かから「笑いすぎて本文が読めなくなった」と苦情をいただいてます。

 で「そんなおもろいかなー、人の顔をそこまで言うって失礼やろ」と思ってHPを覗いたついでに、過去のインタビュー記事を読んでみたんですよ。そしたら、とりあえず私の顔はおもろかったですよ。それと、皆さんそれぞれ工夫して一生懸命書かれているのですが「これだけは明らかにこうした方が良い」というのがいくつかありました。

【慣れ慣れしくしない】

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 普通、ライターと対象者はお友達でないことの方が多いのですが、麻雀界の中でプロ雀士同士がインタビューをすると、どうしても「内輪感」が強くなります。
 ごく自然に、お互いが使っている言葉をありのままに書くと、読者は「友達の立ち話」のように受け取ってしまうと思います。
 私と清水は25年以上の付き合いです。最初に知り合った頃は、私の友人の彼女でした。で、朝から晩までアホみたいに遊びほうけていた仲間だったので、敬語を使ったことなど1回もないのですが、インタビューの際には「プチ敬語」を使うようにしました。同級生なのに完全な敬語というのもわざとらしいので、ある程度は常態で、ある程度は敬体で、もちろん話し言葉の中で、なんとなくバランスを考えて書いたつもりです。

【主役をたてる】


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