若手プロに知ってもらいたいこと⑥ やらかしてしまった後
【辞めるなら未練なく】
Mリーグが発足したばかりの頃、リーグ戦開幕前の何かしらのセレモニーの帰りに、萩原聖人さんと雷電関係者の人と一緒にタクシーに乗りました。
私は助手席に乗ったのですが、運転手さんが「すみません、お久しぶりです。元プロ連盟の●●です」と言われて驚きました。
そんな偶然ある? と思ってびっくりしたのですが、運転手さんはすでに麻雀には未練がなかったようで「今の麻雀界、そんなすごいことになってるんですね」と、Mリーグの話を聞いて逆に驚いていました。
この世界、入ってくる人もいれば去っていく人もいます。この運転手さんのように未練のない人はむしろ幸せになっているのだと思います。でも、辞めたくなかったのに辞めざるを得なかった人や、辞めたはいいけど未練がある人はどうでしょうか。「やっぱり辞めなければ良かった」と思っている人がいるかもしれません。
今回は、あまり縁起の良い話ではありませんが、若手の皆さんが「やらかしてしまった」その後について話したいと思います。
【ウソだけはつかない】
人は誰でも間違いを起こします。やってはいけないことをしてしまうこともあります。
一般社会や勤め先などで起こした「やらかし」については私がとやかく言うことではありませんが、麻雀界で「やらかし」てしまった場合は、ちょっと事情が違ってきます。
たとえばお金の使い込みが発覚したとしましょう。
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