初の女性天鳳位は可愛かった
【50人中唯一の女性】
「初の女性天鳳位が誕生しました」という連絡を、つのだ氏からいただいた。
つのだ氏とは、競技性が高いことで有名なインターネット麻雀サイト「天鳳」を作った人だ。
「天鳳」は順位点をいびつにすることによって、麻雀を「とにかくラスを引きたくないゲーム」にした。
そういう点数システムにして、麻雀を「競技」にすることに成功したのである。麻雀は「トップをとること」を目的にすると「運ゲー」の要素が大きくなるが「負けないようにする」ことを最優先にさせれば「かなり実力ゲー」になるのだが、それを「いびつな順位点」によって実現したのであった。
だから歴代の天鳳位たちは、全員、めちゃくちゃ麻雀がしっかりしている。ネット麻雀の強者、とかいうレベルではなくて「競技麻雀を極めた人たち」であり、今も麻雀界の中で「ブランド」として確固たる地位を得ている。
そんな天鳳位も、2009年に初代の「ASAPIN」(=朝倉康心プロ)が誕生してから約15年が経った。この間に三人麻雀の天鳳位と四人麻雀の天鳳位が、それぞれ(のべ)25人ずつ誕生した。
今回、つのだ氏から教えてもらった24代目の三人麻雀天鳳位「おかあさん」が、初の女性プレーヤーで、そのすぐ後に25代目の三人麻雀天鳳位が誕生しているので、現時点では50人中、唯一の女性天鳳位ということになる。
【もっと天鳳の三人麻雀をやってほしい】
お会いしてみて驚いた。「おかあさん」という名前なので、もっと「お母さん」という感じの人だと想像していた。
いや、今どきのお母さんは皆さん若々しいのであるが、私の中ではいまだに昭和50年前後の、自分のお母さんみたいなイメージしかないので、驚いたのだ。
目の前に座っているのは、華奢で可愛らしい31歳の「女の子」であった。
私は商売柄、麻雀が強くて見た目が可愛い女性を見ると、すぐ「この人プロになったら人気出るだろうなー」と考えてしまうのだが、彼女もそういう感じだった。
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