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【お祖母ちゃんのソフビ人形】
和泉由希子の記事へのコメントは比較的優しいものになってきて、私は憎悪を集めたと自己満足しているところなのだが。
実は昔、私も和泉を叩いている人たちと同じ側の人間であったことを告白したい。
約20年前、ある仕事の現場に差し入れとして某チェーン店のケーキを買って行ったら「なんだ○○かよ」と言われてしまった。
まだ私は東京に出てきて3年ぐらいで、麻雀やるか寝るかの生活だったため、ケーキ屋とかに詳しくなかった。しかも、そのチェーン店は関西にはなかったため、東京でそこが「そういう位置づけ」というのも分からず買って行ってしまったのだ。
にしても酷い言い方するよなーと思ったが、よく考えてみれば、私も時間がなくて適当に買って行ったものだった。これ買って行ったら受けるかなーとか、喜ばれるかなーとか、そういうのはなくて、ただ買えばいいや、という軽いノリで買っていったものだった。
しかも、その人は私に「これをこのシチュエーションで買って行ったら君は恥をかくよ」というのを教えてくれたわけで、素直に受け入れたし、実際にその後、この「教え」は役に立った。
女性プロへのプレゼントの話と完全に一致はしないが、誰かに何かをあげて喜ばれず、残念な気持ちになったのは同じである。
せっかく買っていったのに。
そう思う気持ちもよくわかるのだが、いったん、相手の立場になって考えてみると、ちょっと違う感情がわいてくる。
想像していただきたい。
あなたは中学生の男の子だ。
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