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朝倉康心スマホを見ながら受け答えして炎上


■炎上度 ★★★☆☆

「Мリーグ」実況担当の日吉辰哉が朝倉康心プロの控室に訪れ、取材を試みたが、朝倉はスマホを見たまま対応。その様子が動画で配信されてしまい、朝倉の態度が悪いという批判が殺到した。
だが実際は、朝倉はスマホアプリで麻雀対局を行っており、いわば試合前のウォーミングアップ中だったわけだ。最終的には朝倉も弁明し、日吉も謝罪して丸く収まった。

【日吉が悪い】

 Мリーグの試合前、朝倉康心プロが控室でウォーミングアップとしてインターネット麻雀ゲームをやっていた。
 そこに実況担当の日吉辰哉プロが現われてインタビューを行うのだが、その際に朝倉がスマホから顔を上げずに受け答えをした。
 この動画が配信され、その是非がネット上で議論されることとなった。
 これ、どちらが悪いかというと、日吉の方が悪い。
 試合前の選手に対し自分の都合で話しかけるのだから、もっと気を遣う必要がある。
 もちろん、日吉の仕事は視聴者のためでもあるから、朝倉もそれに協力した方が良いには決まっているが、スジ論で言えば日吉が悪いのだ。
 Мリーグの生放送はスポーツ中継などと同じである。
 したがって、選手は試合をするのが仕事で、しゃべるのは二の次だ。
 「競技」として「麻雀」をプレーする人たちがいて、それを生放送しているだけである。
 だから選手に事前インタビューに答える義務はない。
 ただし、リーグやチームが決めているなら話は別だ。それにしても、時間などが決まっていないなら選手は好きなようにしていいし、何より、オフィシャルな取材であれば、日吉が一人で行くのもおかしい。
 必ずリーグ側の担当者が随行する。

 だから朝倉は、たとえば「いま練習中なのですみませんが後にしてください。15分後ぐらいなら大丈夫です」と言えば良かったのだと思う。練習をしているなら、インタビューは受けたくないのがホンネだったはずだ。

 以下が朝倉の当時のツイート。

日吉さんのインタビューの時にネット麻雀やってるのが非常識だとの件、
ネット麻雀やってるとこ撮らせてくださいと番組側から言われてたり、日吉さんのインタビューは抜き打ちで時間が決まってなかったり、試合前に麻雀脳にしたくて極力麻雀打っておきたかったりと色々な理由はありましたが、このままでは良くないかチームに確認して今後は試合前のネット麻雀をやめるかどうか検討して日吉さんには後日謝罪させていただきます、気分を害された方ごめんなさい

【スジ論と現実】

 とまあ、上記は理想論というか、本来あるべき姿なだけである。

この記事は7月1日発売の「麻雀界炎上事件簿」に収録する予定です
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また、7月1日発売の書籍は1,500円ぐらいになりそうです。
今後も少しずつ発表していきます
この記事は2021年の記事を編集したものです)

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