麻雀に発声は必要か

【Xでいただいた案】

 世の中に麻雀ほど「発声」を重視する競技はない。私が知る限りではインドの「カバディ」と「ポーカー」ぐらいである。
 カバディはフィジカルのスポーツなので比較対象にならないが、ポーカーも実はかなり事情が違う。
 ポーカーは各プレイヤーの手番の時に「レイズ」とか「コール」とか言って意思表示をするのだが、声を出さなくてもモーションで意思表示をすることができる。
 対して麻雀は一連の流れがあって、他人のツモ番を遮るために「ポン」とか「カン」という発声をしなければならない。
 ポーカーが野球のようにプレーが逐一止まる競技だとしたら、麻雀はサッカーのような競技なのである。相手が動いているところに「止まってくれ」と権利を主張しなければならないのだ。
 こういった事情を前提にして、皆さんからいただいたリプライを紹介する。

 確かに「ポン」と「ロン」は音が似すぎている。母音がおなじ「オン」だから、聞き分けづらい。
 たまに「ポン」が毎回「カン」に聞こえる人もいるのだが「まあカンなわけないわな」と思って私は流している。
 ということは、そもそもルールの設定に問題があるということだ。こんだけ発声が大切って言っておいて音が紛らわしいって、どんな嫌がらせやねんと。そう思われても仕方がないルールというか発声の設定なのである。
 とはいえ、小車プロが言うような「ポンデリング」とかは採用されないだろうし、今さら麻雀の発声を変えるのは難しいだろう。

 小車プロの話の後にこれを読むと、ちょっと考えが変わるかもしれない。このお2人は「ポンです」「ロンです」に否定的だが、ちょっと長くなることで「聞き逃し」が減るのではないだろうか。
 ただ、母音が同じで「オン」であることは変わらない。
 で、私なりの解決方法なのだが「アガリの発声」を別のものに統一するというのはどうか。


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