アガりにくい役満か、アガりやすい跳満か【小林剛】
4月1日の第二試合、トップ目からさらに役満・大三元が炸裂なるかと、世間はおおいに沸きました。しかし小林剛プロらしく、大三元のみ見据えるのでなく、アガりやすさを重視した選択をし続けました。
■皆さんは何を切りますか?
現在トップ目、なんと發がトイツになり、大三元のイーシャンテンとなりました。何を切りますか?
コバゴー式は
「9m切り」
白發のシャンポンと、36mリャンメンの受け入れがあるイーシャンテンにしました。
メカニズム
大三元へ一直線となる45mターツ落としは、ただでさえ出にくい白發がもっと出にくくなってしまいそう。それよりもアガりやすい、小三元ホンイツの18000点が本線。
■Mリーグ実戦譜
南二局、46000点持ちのトップ目の親番で2着目の佐々木プロとも18300点差がついている状況です。配牌には白と中が2枚ずつと發が1枚あり、マンズで2ブロックできていました。
2mをチーしたのは3巡目。
チーして7pを切り、手牌がマンズと字牌だけになりました。
リードしているトップ目、この点数状況で殴り合いしたいわけではないはないです。
点数状況的には、ここから1500点をアガってもしょうがない状況。「できれば安全にノーテンにして流局する」か、「高い手をアガる」のどちらかとしたい場面です。
2mチーには、「相手にプレッシャーをかけて自分の一人旅にしたい」という意図もありました。
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