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人は1回では認められない。評価されるのは結果を2回出してから。(堀内正人)

東京へ、そして十段戦へ

 僕は20歳の時に麻雀プロになり、最初の1年は日本プロ麻雀連盟の東北支部に所属しました。大手雀荘の仙台店に勤務しながら、月に1回、仙台から東京に行ってリーグ戦に出ていました。
 1年後に六本木店に異動し、東京で暮らしながらリーグ戦に出るようになりました。
 僕がプロとして活動した中で、一番心に残っているのは「十段戦」です。
プロ連盟のプロには、それぞれ段位があり、自分の段位の戦いから十段戦に参加できます。十段戦は決勝卓まではトーナメント方式です。初段の選手は初段同志4人で打って上位2人が勝ち上がりで二段戦に参加できます。二段戦は初段戦で勝ち上がった選手と二段の選手が当たり、また上位2人が勝ち上がり…というのを繰り返し、三段戦に、四段戦、と繰り返します。
 そして九段戦の次はベスト16、ベスト8、ベスト4、そして現十段位を交えて5人で決定戦を12半荘戦う、という仕組みです。
 2010年、25歳の僕は二段でしたが「チャンピオンズリーグ」という公式戦で優勝したので、五段戦から戦う権利を得ました。
 そこから勝ち上がり六段戦、七段戦、八段戦……そして決勝戦まで進みました。当時の十段位は前原雄大プロで、決定戦に勝ち上がったなかに瀬戸熊直樹プロがいました。瀬戸熊プロは鳳凰位を連覇もしていました。

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