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「崖っぷちサクラナイツ‼首の皮一枚‼それでもワクワク‼」 魔神の父のМリーグ観戦記 セミファイナル編 ③2023年4月28日

1 家庭の平和

妻が言う。「youtubeに渋君と林香さんが出てるわよ」。何々?「わたしたちは仲が良い」だって。

一体何を言ってるんだ。これは「おのろけ番組」かよ‼ええ?林香さんに関する問題に渋川が答えるんだそうだ。はいはい、仲良くていいね。
妻は苦笑いしながらも一生懸命見ている。

「ふーん、半分以上間違えたら罰ゲームですって。で、罰ゲームは・・・家事?‼ということは・・・渋君っていつもは家事やってないの?‼ダメじゃない‼ごめんね林香さん」

本当に平和だねえ。ただ何度も言うが、平和には努力がいるんだ。渋川、さぼるんじゃないぞ‼

妻も私も家庭のためには努力してきた。
私は結婚前、ひょんなことから、やくざから足を洗ったおっちゃんが、夜遊びにうつつを抜かす息子に大説教をくらわしている場面に立ち会った。

その時のおっちゃんの熱い言葉が忘れられない。

「晩御飯を家族みんなで一緒に食べれるって、本当に幸せなことなんだぞ」

私にはこの言葉が強烈に残った。だからそれを実行してきた。残業は朝に回した。朝の4時には職場に居て「残業」をやり切った。
特に金曜日の夜は家族みんなでゲームをして遊んだ。娘はそれがとても楽しかったようだ。ただ渋川はどう思っているのかあまり自信が無かった。
しかし渋川が高校生の時だったか、たまたま渋川の作文が目に触れた。そこには、家族の団欒ってとても大切なんだということが最近分かってきたと書いてあった。これは嬉しかったな。
前回も書いたが、努力の男渋川だから、家庭平和については大丈夫だろうよ。

改めて思うのだが、家族やチームなどの集団を素晴らしいものにすることは大変に難しく、しかもみんなの大きな努力が必要だ。
たまたま良い集団だった、なんてことはあり得ないと私は思う。
特にサクラナイツを見ていると、そのことを強く感じる。

2 サクラナイツというチーム

私は渋川が入るまで、全くと言って良いほどМリーグを見ていなかった。
だから当然サクラナイツも、その存在さえ知らなかった。
渋川が入団した後もそれほど興味を持っていたわけではなかった。

それが変わったのは、あの11月7日の渋川の記録的大敗→その後のトップの控室の動画を見てからである。

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