「もうずっと寝てろ」猿川家の毎日【石田亜沙己】
朝、仕事前に身支度をしなわがらふとリビングを見ると起こしたはずのしんのすけがいない。
「あれ?しんちゃんは?」と猿に問いかけると、「よく寝てるよー♪」
は?
あと10分で家をでなきゃいけないのに、なにがよく寝てるだ。
学校遅刻じゃないか。
なにニコニコで隣でゴロゴロしてるんだよ。
そして学校に送り帰ってくると猿の携帯のアラームが鳴る。
猿「あっ!やばい!忘れてた。」
私「なに?なんの仕事?」とこちらも慌てる。
猿「ゾンビのゲーム!」
ややこしいからゲームにわざわざアラームをつけるな。笑
挙げ句の果てには準備していた私に「ねーねー、鼻水?」と猿が言ってきた。
私「は?唇の薬だ!この前病院でもらって塗ってるやつ!」
猿「なーんだ、鼻水かと思った!しかもその服どうしたの?初めて見る!」
頼むからもう黙っててくれ。
この服は何年も前から着てるわ!
という感じで毎日朝から猿は猿なのだ。
頭が痛い。
これぐらいならまだ許せるのだが、先日事件が起きた。
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