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追っかけとプロテスト【文・厚谷昇汰】


追っかけがプロテストを受けるのってどうなの?


お久しぶりです。
麻雀プロと追っかけの二刀流、厚谷です。

今回のテーマは「追っかけがプロテストを受けるのってどうなの?」です。

結論から言いましょう。
ご自由にどうぞ。

プロテスト受験を否定する権利は誰にもありませんし、誰にも止められません。助言を求められた時には自分なりの返答はもちろん致しますが。

ちなみに、僕はよく「なんで追っかけなのに連盟に合格したの?」と訊かれますが、プロになってから追っかけを始めているので関係ありません。
北海道で受験し、数年後に東京に来た時初めて「麻雀プロの追っかけ」という存在を知りました。まだまだ追っかけ初心者です。

●追っかけは落とされるのか

さて、本題に入ります。

前段で僕が訊かれているように、「追っかけ=不合格にされる」というイメージがかなり強いようです。

こちらも結論から言いましょう。
関係ありません。

僕はプロテストに関わる立場ではないので合格基準について詳細を知っているわけではありませんが、これは断言できます。


そもそもの話として、「どこからが追っかけかという基準」を明確にすることができるのでしょうか。

極端な例を出しますが、週に3~4回程度同じ雀荘に通う常連がいるとします。その雀荘に通う理由は「家から近いから」とか「居心地がいいから」とかありきたりな理由です。普段からマナーも良く、綺麗に遊んで綺麗に帰るお店としてはとてもありがたいお客様です。
そしてそのお店には常勤の女流プロがいて、「その常連がプロテストを受けること」をどこからか聞いた時、「あの人は私の追っかけだから合格させないでください」と所属団体に伝える…なんてことにはなりませんよね?
もし仮にそう伝えられたとしたら、その女流プロに対して嫌われるような言動をしでかしたとしか思えません。

今日日、女流プロが常勤をしている雀荘は全く珍しくはありませんし、たまたま行った雀荘にゲストプロがいたとしても不思議ではありません。ただ雀荘で普通に遊んでいて不合格にされたらたまったもんではないです。

もっと言えば「追っかけ」だとしても、マナー良く普通に遊んでくれてるお客様を不合格にする理由は全くありません。Mリーガーや上位リーガーの「追っかけ」からプロテストに合格する方も、今では当たり前のようにいらっしゃいます。

では何故「追っかけ=不合格」というイメージが強いのでしょうか。
それは一部の「ヤバい追っかけ」が悪目立ちしているからにほかなりません。

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