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〈国士無双13面待ち〉岡田紗佳・瑞原明奈 スペシャル対談

聞き手・構成 黒木真生

女性の時代!?

Mリーグでは、4期中2期のMVPを魚谷侑未、瑞原明奈と女性プロが獲得。6月5日に行われた麻雀最強戦2022・Mリーグスペシャルマッチでは、岡田紗佳プロが国士無双13メンチャンをアガって制した。

もうこれ、完全に麻雀界に「女性の時代」が来てる。黒木は言ってた。だいぶ前から言ってた!!

女は感情的な動物というのはウソ?


ーー:いやもう、来ましたね。完全に「女性の時代」が。
瑞原:前よりは女性プロの数が増えて比率も上がって、そうなっているのではないかなーと思います。
岡田:黒木さん(聞き手)が入ってきた時代は女性プロが少なすぎたような気がします。
ーー:確かに清水香織さんと渡辺洋香さんぐらいしかいませんでした。でも、それだけじゃないですよ絶対に。来てますよ、女性の時代。

岡田:私が思うのは、最強戦みたいな一発勝負のチャンスが女性に対して多いからかなと思います。
ーー:最強戦でも女性プロの予選大会って2回しかなくて、2021年でやっと3回になったところですよ。

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岡田:別のテレビ対局とか、そういうチャンスが多いから、女性の方が短期決戦に特化した打ち手が多いのかなって思うんですよ。だから最強戦とかでも活躍できるのかなと。
ーー:なるほど。瑞原さんはMリーグでMVPを獲得しましたよね。
瑞原:Mリーグはリーグ戦ですね、確かに。でも私は、脳が結構「男性脳」なのかもしれません。女性は会話中や論理的思考中に感情を混ぜる傾向が強いといわれますが、私は切り離して思考することが多くて、特に麻雀中は感情で選択が左右されることはほぼないですね。
ーー:小林剛みたいになっているということですか。
瑞原:それは分からないんですけど(笑)。とにかく、この人には負けたくないとか。なんか腹立つとか、そういうのは一切ないです。
ーー:男女の脳の差は脳梁という器官の差だそうです。感性と理論を左右の脳が分担している中で、女性は両者が行き来しやすく、会話中も論理と感情の両方の要素をミックスできる。でも、男性は左右が分断されがちで、論理的思考の最中に相手の機嫌を配慮するのが難しかったりします。麻雀中に、論理と感情が混じるという感覚、岡田さんはありますか?
岡田:いやー、ないですね(笑)。実は白鳥(翔)さんにカンでアガられて、チャンス手蹴られた時に「カチンときましたか」ってインタビューで聞かれて、ノリで「きました」って言いましたけど。実際、対局中にそんなことは思わないですよね。

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