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見る麻雀に感動してプロ入りした。次は……【文・松田彩花】

割引あり

初めましてです。
松田彩花と申します。
この度、近代麻雀の素晴らしい企画と、
その後のウヒョ助先生の助言によりこのような素敵な大会に出させていただくことになりました。

本当にありがとうございます🙇‍♀️

この大会への気持ちを、ありのまま書かせていただきます。

【プロ入りの理由は魚谷プロ】

まずは私のことを知らない方もいると思うので‥
私が麻雀プロになった理由からお話させてください。

私は18歳から自身の親が経営している介護の事業所で働いていました。
若い頃はいろんな夢もあったような気がしますが、
女手ひとつで育ててくれた母への恩返しがしたいと思っていたので
当然のように介護職に就き、朝から晩まで働いていました。
献身的に働くことが、母への恩返しだと思っていましたし、
進学校に通っていながら大学進学を拒んだ自分自身への罪滅ぼしだとも思っていました。

ある日
祖父の家に遊びに行った時、
たまたま一緒に眺めていた麻雀番組で魚谷侑未プロが優勝している姿を見ました。
本当になんとなーく見ていたのですが、
男の人がたくさんいる中で、女性なのに強くてかっこよくて
凛としていて、その時人生に目標もあまりなかった私は衝撃を受けました。

それからは、麻雀番組を見ることにハマっていきました。

いつかこんなカッコいい女性になりたい!
と夢みるようになりました。

ただ、この時点で介護職を辞めるつもりも麻雀プロを目指すつもりもありませんでした。
責任のある仕事でしたし、
私のことを信頼してくださる利用者様がたくさんいたからです。

そんな私に転機が訪れたのは
見る麻雀にハマってから1年ほど経った時だったかと思います。
私が担当していた何名かの利用者様が、次々と天国に旅立っていってしまったのです。
22歳の私には辛すぎる出来事でした。
『元気になったら‥』
とか
『また明日ね!』
とか
毎日のように伝えていて、毎日のように会っていた家族のような存在でした。
たまたまお別れのタイミングが重なってしまい、仕事のやる気も気力も底をつきそうになった時‥

そんな時に思い出したのは魚谷さんの麻雀でした。

これまで3年間もの間一緒に過ごした利用者様が
同じタイミングで旅立ってしまったのも、
なんとなく後押しされている気がして、、、

『私、麻雀プロになりたい』

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