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マイナス1200からの復活へチーム雷電・高柳監督のMリーグ奮闘記12

特別編 高柳寛哉監督 試合終了直後ホヤホヤ直撃インタビュー

聞き手・黒木真生

Mリーグ2022-23ファイナルシリーズが終わり「TEAM RAIDEN/雷電」は第3位となった。試合が終わった瞬間、パブリックビューイング会場に移動するためタクシーに乗り込んだ高柳監督に同乗し、車中で直撃インタビューを敢行した。


ーー:締め切りの関係上、こうやってタクシー内でのインタビューになることをご了承ください。

高柳:今夜中に原稿書いて、それを土日でチェックして戻せって、、金本編集長も本当に無茶いいますよねー

ーー:そんな無茶な企画に一年間お付き合いいただき、ありがとうございました。

高柳:まあでも、雷電のPRにもなりましたし、やって良かったです。

――:さて、まずはシーズン全てが終了して3位という結果でしたが今の率直な気持ちを聞かせてください。

高柳:3位という結果には満足してますし非常に清々しい気持ちです!今期は4人皆でチームワーク良く戦った実感があるし、当初掲げてた「ファイナル進出」という目標も達成できましたしね。まさに「マイナス1200からの復活」が叶ったシーズンだったと思います。

ーー:本日の最終戦、熾烈な3,4位争いという状況になりました。試合が始まる前に黒沢咲プロを控室から外に連れ出しましたね。

高柳:ちょっとどうしても黒沢さんと話しておきたいことがありまして。最終戦は黒沢さんと決めていたんですが、あまりにも切迫した状況になり重圧を感じた黒沢さんからいつもとちょっと違う表情や気になる発言があったので。

ーー:黒沢さんでも自信がない時ってあるんですか?

高柳:そりゃ賞金もかかる着順・ポイント勝負の最終戦は誰だって不安になりますよね。普段から彼女は「瀬戸熊さんのせいでこうなったんですよー」とかよく冗談を言ってますが、今日は似たようなこと言ってても表情や雰囲気にちょっとした違和感ありましたし、言葉の端々に不安のサインを感じたので話しておこうと思いました。

ーー:それで連れ出したと。何を話したんですか?

高柳:運もあるし最終的な結果は気にしなくていい、それよりこれから麻雀を打つぞという気持ちができているかと聞きました。試合に臨むぞという気持ちより「自分のせいで負けたら、、」と不安な気持ちが先行すると集中力が欠けて結果悪い麻雀につながるし、もしそうなってるなら選手交代も考えると伝えました。

ーー:自信があるのか? とは聞かないんですね。

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