何切る選択よりも難しい差し入れ選択の話

2022年11月16日 11:43

このnoteを開いてくださりありがとうございます。日本プロ麻雀連盟の厚谷昇汰です。

今回のテーマは、「もらってうれしい差し入れ・うれしくない差し入れ」ランキングです。
過去３回女流プロ紹介コーナーを書き、その中で「その人におすすめの差し入れ」を載せてきました。この部分が非常に好評でして、「女流プロが言いにくいことを伝えてくれている」との感想をいただいております。

●おすすめできない差し入れ３

では本題に入ります。
女流プロにとって伝わってほしいのはこちらの方かと思うので、あえて「おすすめできない」方から紹介していこうと思います。

★第３位　化粧品

女流プロに限らず、たいていの女性は化粧をするものです。ゲストの時にはなおさらです。
だからと言って、化粧品を渡して一概に喜ばれるかというとそうではありません。美容に意識が高い方ほどこだわったものを使っていることが多いからです。
自分で選んで使い続けている化粧品があるのに別のものを渡されても邪魔になるだけです。おそらくは使ってくれる別の人の手に渡ってしまいます。
使っているものや欲しいものが分かっている上で同じものを渡すのはもちろんアリです。
もし情報無しで化粧品を渡したいのならば、あまりスペースを取らず消費しやすいお値段高めのフェイスパックなどを渡すのが良いでしょう。

★第２位　花束

女性に花を贈るのは太古からの鉄板なのかもしれません。美しく高価で、しかも数日も経つと枯れ始めてしまう、かなりの贅沢品です。恋愛シミュレーションゲームならば確実に好感度が上がるでしょう。ですが現実はそんなに甘くありません。
単刀直入に言うと、邪魔です。持って帰るのが大変です。推しへの気持ちが大きければ大きいほど、花束の重さが物理的に増えます。小さいアレンジメントフラワーを袋に入れて持って帰るくらいならまだしも、大きい花束を直接渡されても帰り際に途方に暮れます。「これを持ったまま電車に乗って帰るのか…」と。
それでももし推しへの愛を花束で表現したい場合は、最低限花束が入る紙袋を用意するか、タクシーチケットも一緒に渡すようにしましょう。

★第１位　ケーキ

女の子はみんな甘いものが大好き…と思ったら大間違いです。シンプルに甘いものが苦手な人、生クリームが好きじゃない人、ダイエット中の人などなど、ケーキを食べない女性は大勢いらっしゃいます。
おまけにケーキは食器を使わないと食べられないことも多く、ましてやホールケーキなど持ち込まれた日にはゲストプロも雀荘のスタッフもゲンナリしそうです。
形が崩れるため持ち帰るのが大変で、持ち帰っても日持ちしないためすぐに食べなければなりません。正直しんどいです。
ケーキを差し入れるくらいならば、ミスタードーナツを種類多めでバリエーション豊富に差し入れましょう。種類が多ければ一つくらい好みのものがあるでしょうし、余ってもスタッフの皆様で美味しくいただきます。