頭がまぐまぐするーー夢の舞台最強を振り返る【文・石井良樹】

頭がまぐまぐする。
地元（山形）の方言で、頭がおかしくなる悔しい気持ちで頭がいっぱいですが麻雀プロとして全く結果が出せず、家庭や仕事のために迷惑をかけないように麻雀プロをやめようとしていたが夢を追いかけるために変わっていく自分を書いたので見てください！！

【最強戦との出会い】

初めてプロの対局を映像で見たのが麻雀最強戦でした。
幼少の頃から麻雀プロ存在は知っていましたが、麻雀プロの麻雀はどのようなものか、それを知るきっかになったのがこの最強戦でした。その時出ていたのが今のレジェンドのプロの方々でした。カッコいい手役作り、攻守の正確さと全てに衝撃を受けたことを今も覚えています。この場所で自分もいつか戦ってみたい、自分も麻雀の楽しさや素晴らしさを伝えられるような麻雀プロになってみたい、そんな思いがあって自分は麻雀プロを志すきっかになりました。
プロになる前初めて麻雀大会に参加したのですがそれが最強戦一般予選でした。
結果はすぐに負けてしまいましたが、大会のデビューもまた最強戦でした。

【麻雀プロへ】

猛勉強をしてプロテストを受け、無事プロになり、最強戦出場という夢を叶えるために頑張りましたが、結果が全く出せず気づけばモチベーションが完全に落ちていました。
いつしか自分にプロへのきっかけをくれた最強戦そして最強位はもう【目指す場所】から【自分には手の届かない場所】に変わっていきました。

それでも最強戦はいつも見ていました。華やかな舞台、そして幾度となる訪れるドラマ、自分は出れないと思いつつも自分が打ってる感覚で毎年気付けば。
昔同じリーグ戦で戦ったことのある人達が出てきたり、同じ東北で活躍している波奈プロなどが出た時は本当に羨ましく思っていました。

【プロ生活最大の転機】

そんなプロ生活を送っていた自分にも大きな転機が訪れました。
東北のリーグ戦【天翔位】そして【王位】の獲得です。