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なんて読むんだ真田槐【三木敏裕】
6/14 Mトーナメント。ある若き麻雀プロがついに大舞台に現れる。
今日はそんな男について、みなさんに知って頂きたく、コラムを書かせていただきます。よろしくお願いします。
この後15時から!!
— 真田 槐 -えんじゅ- (@lefty_0521) June 7, 2024
桃さんと解説実況頑張ります!! https://t.co/Xv0d4Mxtm1 pic.twitter.com/Vd3RpDmarh
数年前とある雀荘Pに一人の若者が面接に訪れた
「えっと・・・真田さんでしたよね?下の名前は……かたまり?なんと読むのですか?」
「本当は、湊(みなと)って名前にする予定だったんですが、同じ名前のゲームキャラがいるらしいんで、変更しました。えんじゅです。真田槐」
「はい、わかりました。面接は本名でお願いしますね」
先日行われた日本プロ麻雀協会の雀竜位戦。優勝した真田槐(さなだえんじゅ)である。
この度さらに関西のタイトル「ヴェストワンカップ」も優勝し
今協会でもっとも勢いのある選手といっても過言ではないだろう。
誰だって競技団体に入会したときは、その他大勢からはじまる。
そんな中、圧倒的ネームセンスと、すべてのプレイヤーの憧れ・新宿の雀荘で働きはじめ
新人とは思えない衝撃のデビューをはたした。
「なんかすごそうな新人が入った」という噂が流れたとか流れなかったとか。
当時はちょっと接客が苦手で、麻雀については大胆さが欠けるが繊細な麻雀を打つイメージがあった。
しかし特筆すべきは、牌理とゲームセンスである。
「このゴルフゲームのアプリ、俺に勝てたら高級な大人のお店をおごってあげるよ。でも勝てなかったら今度の飲み会おごってよ。どう?期限は・・・」
ミニゴルフという誰も知らないアプリで、ある男が全国レコードをたたき出した。
彼よりランクが上のプレイヤーはほぼチートという状況である。
これに待ったをかけたのが槐(えんじゅ)であった。
ゲームを分析し、全集中の果てに、数週間で彼のレコードをクリアしたのだ。
決して報酬に目がくらんだわけではない。目の前のゲームに対し目標をたて、努力を惜しまないという
誰もができるようでできないことをできる男だった。
そう、決して報酬に目がくらんだわけではないのだ。
店長がある日
「麻雀クイズです。子の三面張でリーチして出和了が①8000 ②2600 ③1600の3種類。 9mと9pが暗刻。どんな牌姿でしょう?」
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