プロ雀士超技巧伝・堀慎吾⑨「バックの仕掛けにドラの発が通せます」文・須田良規
こんにちは。Mリーグがなくても梅雨でも元気にYeah!めっちゃ堀デイ!
日本堀慎吾研究会の須田良規です。
今回は去年行われていた第22期の雀王決定戦のひとコマからご紹介したいと思います。
何せ今はそう対局がありませんからね。
いつかこの記事がたまって本を出せるように、ちょっと前の麻雀でも面白いシーンはどんどん紹介したいですね。
だいたいいくら堀くんに戦術を繰り出してもらおうと思っても、
知られざる秘密の技を発揮できる、ちょうどいい局面がいつ出るかわかりませんし。
で、ありました。
これはみなさんも応用できますし、ためになります。ぜひ覚えておきましょう。
ところでこの決定戦。もうABEMAで見れないんですよね、プレミアムでも。
なので僕は協会の事務局から元データを拝借して、放送で流す前の超重い動画からスクショを撮ってきました。
もうお蔵入りのレア画像ですね。代表には内緒です。
こちらは17回戦の南1局。
堀くんは東家で、対面の西家矢島亨が39500点持ちの結構なトップ目でした。
ここでナイスミドルやじーがペン3pのチーから発進。
打5sとして、南とドラ発のダブルバックです。
やじーは高打点鳴き麻雀の異名を持ち、実際これもドラドラで高いのですが、
トップ目ということで、まあ値段はともかく、普通これくらい手はまとまっていそうです。
次巡に安全牌チックな中を引いて、打7s。
ペン3pチーから5s7sとターツを払った格好です。
次巡にリャンカン埋まるツモ3mで打6m。イーシャンテンです。理想的~。
親の堀くんもそこそこの手。南をツモ切り。
当然やじーがポン!安全牌の中を切ってテンパイです。
ドラドラで69p待ち。強い。
そして堀くんの手に・・・
うわっ。
ドラです。ドラの発。
捨て牌はこんな感じ。
やじーはポン出し中で69pテンパイ。
続けて中をツモ切ったところね。
発はやじーのアタマです。いやー怖い・・・とか思ったら、
ぺっこーん。
出たよ。2フーロしたトップ目がアタマで持ってるドラ発を、ぶっ通し。
でもこれ3着目の親番だし、ただのプッシュなのかなぁ?
こういうの人によってわかんないですよね。
気合いなのか読みなのか。
堀ぽよどうなの?
「古いの持ってきましたねぇ。あ、これドラは通りますよ」
またかよ。なんで通るんだよ。みんなに教えてよ。
「まずですねー、
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