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近畿WEIN図鑑 #2 小林 将輝

~「誰もが夢を追える世界の実現」を目指して~

プロフィール
東京都江戸川区出身、大阪市在住。
公務員→転職→半年で営業TOP賞→起業→失敗→準備中。
WEIN隊0期創業メンバーで、近畿コミュニティーの副リーダーを務める。

-初対面でいきなりインタビューというかたちになりますが、どうぞよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。

-早速ですが、自己紹介も兼ねて、小林さんの今やられていることを教えてください。
現在は仲間と一緒に新しいビジネスを立ち上げようとしています。
ビジネスの内容について端的に言うと、人材派遣のマッチングサービスですね。
ですが何をやるにしてもお金が必要なので、今は資金調達を頑張っています。何とか僕たちの理念や考え方に共感し、応援して頂ける人を探しています。

-人材派遣のマッチングサービスというと、クラウドワークス(※1)やランサーズ(※2)のようなイメージですか?
イメージはそんな感じですが、その2社は競合ではないんです。
あまり詳しいことは言えませんが、僕たちがやろうとしているのはその2社とは異なり、フリーランスの方々向けに事業展開して、将来的にはフリーランスの方々の所得向上につなげていけるようなサービスを考えています。

-「フリーランス」というのがポイントですね。そこに目をつけられた理由は何かあるんですか?
大きいお金が動く仕事は、どうしても受託会社のような信用のある組織に依頼がいってしまいます。理由としては、その仕事が失敗した場合に受託会社のほうがフリーランスと比べて補償を担保しやすいからです。
そこは僕も理解していますが、そうなってしまうと、技術を持っているものの、受託会社等の組織に属さない人、つまりフリーランスの方々になかなか仕事がいかなくなってしまいます。
それを解決したくて、新たな仕組みを構築し、フリーランスの方々の所得が向上することを目的に頑張っています。

-ありがとうございます。よく理解できました
私は起業したことがないので起業はハードルが高そうに感じているんですが、元々起業されたかったんですか?
いえ、まったく(笑)。最初は税関職員を3年間やっていました。公務員なのでバリバリ固い仕事ですね(笑)
ですが税関職員の仕事を日々こなす中で、これが本当に自分のやりたいことなのか、自分の価値観に沿っていることなのかと疑問を持つようになりました。
その違和感を持ったまま仕事を続けることは難しかったので、一旦リセットするために転職しました。

-転職後も公務員のお仕事をされていたんですか?
いえ、税関職員のあとは全く畑違いのリクルートの代理店に転職しました。

-これはまた全然違う分野にいかれたんですね(笑)
そうですね(笑)。でも結果としては、お陰様ですぐに新人トップ賞を獲得することができました。結果が出せたので、そのあとは次のステップに移るべく、その会社も退社し一度海外スポーツビジネスで起業しましたが失敗し、現在に至るという流れになります。

-少し話は戻りますが、税関職員のお仕事に違和感を持たれたきっかけは何かあったんですか?
仕事内容と人間関係ですね。税関職員の仕事が自分にとって本当に人生をかけてやりたい仕事なのかと考え始めたときに、同僚や上司と衝突したこともあり、そのことが「自分の人生とは何か」ということを見直す機会になりました。
というのも、僕のこれまでの人生を振り返ってみると、自分の信念や価値観はどうしても曲げられなかったんです。
価値観を変えて他人に迎合するくらいなら、いっそ他人と衝突してもいいと思っていました。結果として税関での仕事でも自分の感情をストレートにぶつけてしまって失敗してしまったことも何度かあります。
そういうことが、そこで働くことに違和感を持つきっかけになっています。

-他人との価値観の相異はそう簡単に埋められるものではないですよね。ですがこれからも価値観の異なる人と接することは避けて通れないと思いますが、どうお考えですか?
僕は自分の価値観を他人押しつけたくないですし、押し付けられたくもありません。
人の価値観に正しいも間違いもないんです。
そう考えると、お互い最大限に価値観を尊重しながらやっていくしかないですよね。
僕は今でも自分の価値観を曲げないことで得られる達成感は何物にも代えがたいものと思っています。

-押し付け合い、妥協するのではなく、お互いを最大限に尊重するのが大切ですね。ではそんな小林さんの価値観に沿って、次に目指されるものは何でしょうか?
次に目指すものは「誰もが夢を追える世界の実現」です。
ちょっと抽象的かもしれませんが、「誰もが夢を追える」を具体的に言うと、「誰もが平等に教育を受けられるということ」を意味します。
誰もが教育を受けるためには、教育を受けられない人、すなわち貧しい人たちの所得向上を実現させ、その結果として平等に教育機会を提供できる世界を実現したいと思っています。

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-教育に興味を持たれるきっかけは何かあったんでしょうか?

そうですね、それには僕の家庭環境が大きく影響しています。
僕は母子家庭で育ち、家はかなり貧乏で生活保護を受けて生活していました。それだけだと普通の貧乏な家庭ということになりますが、僕の場合は中国残留孤児の家庭だったんです。中国残留孤児ってご存知ですか?

-はい、知っています。太平洋戦争終結時に、当時の国策で中国の満州にいた日本人たちが帰国する際にやむなく現地に残してきた子供たちのことですよね。
はい、その通りです。僕の場合は祖父が残留孤児で、母は残留孤児2世です。母はその影響で小学校までしか学校に行けないまま大人になってしまいました。なので基本的に僕が分からないことは母も分かりません。
その結果、僕は知らないことが普通であって、知ろうとしなくてもいいんだと、子供の時に思ってました。これは本当の話ですが、僕は小学生からサッカーをしていましたが、高校生になるまで、Jリーグの存在を知りませんでした(笑)
今のは一例ですが、少なくとも最低限の知識を身に着けるため、教育を受ける機会は誰しも平等に持てるべきではないのか、と考えるようになりました。

-ご自身の幼少期からくる体験から教育への課題意識を持たれたんですね。
お話を聞いていて、ぜひ「誰もが夢を追える世界」を実現して頂きたいと思いました。

ありがとうございます。そのためには今立ち上げようとしているビジネスで資金を運用できる仕組み、それからお金がない子供たちにも質の高い教育を提供するための仕組みをきちんと構築する必要があります。このビジネスを成功させないと僕の実現したい「誰もが夢を追える世界」、つまり”誰もが平等に質の高い教育を受けることのできる世界”は実現できないと思っています。

-では読者のみなさんも興味があると思われる、WEIN隊加入のきっかけについて教えてください。
日々新たなことに取り組む中で、人とのつながり、出会いの大切さを日々感じています。なのでWEIN隊には、メンバーのみなさんとのつながりを求めて加入しました。
別に僕が立ち上げようとしているビジネスにつながらなくてもいいんです。
もちろん結果的にシナジーがあれば、一緒に何かをするのもすごくいいと思っていますが、WEIN隊メンバーのみなさんとつながりを持ち、一緒に世の中に対して貢献できる何かを実現していきたいと考えています。

-WEIN隊加入後、これまで活動されてみて手応えはいかがですか?
WEIN.TEAM近畿部隊では副リーダーをさせてもらっていますが、正直僕自身なかなかWEIN隊に時間を割けていないので、焦りを感じています。
今WEIN.TEAM近畿部隊で立ち上げた企画は「朝カフェ」と「近畿WEIN図鑑」の2つですが、もっと多くのプロジェクトを立ち上げ、動かしていきたいと考えています。

-それでは最後に、WEIN.TEAM近畿部隊に期待することを教えて下さい。
メンバーの皆さんには受け身でなく、主体性を持って参加してほしいですね。

どんな小さなことでもいいので、ぜひ声を上げて、一つ一つを形にしていけたらいいなと思っています。皆さんで一緒に盛り上げて、形にしていきたいですね!


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

※1 ㈱クラウドワークス:オンライン上で、在宅ワーカーと仕事発注者のマッチング、業務の遂行、報酬の支払いまでを一括で行うサービス等を提供する人材派遣会社
※2 ランサーズ㈱:個人間や個人法人間で請負業務のマッチングサービスを提供しているクラウドソーシングのサービス会社



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