重賞ローテ考察No.180 宝塚記念

👑重賞ローテ考察 宝塚記念👑

今回のテーマはこちら

『芝2500重賞と宝塚記念』

日本の中距離競馬は、まず1つの目標に東京芝2400の日本ダービーがあり、次いでクラシックディスタンスと呼ばれる2000や2400、また、大箱の東京芝コース等直線の長いコースを上がり3F上位の脚で好走する様な馬が、ある種の主流とされます。
そんな中で、宝塚記念と有馬記念は、どちらもG1シーズンを締めるグランプリレースでありながら、直線の短い芝2200.2500と、特異な条件で行われます。その為、ひと昔前は宝塚記念がG1初制覇という馬も多く見受けられましたね。
そこで、宝塚記念で好走する為の加点と出来る経験として、右回り芝2500重賞の好走に優位性があるか検討しました。

【検証条件①】※近10年
1年以内の国内近5走以内に、右回り芝2500重賞で3着以内または着差0.1があった馬の、宝塚記念着度数
5-1-2-12(勝率25.0% 連対率30.0%複勝率40.0%)
(補足)何と着外12頭中、4着馬が5頭もいました。
2022年ディープボンド4着
2021年カレンブーケドール4着
2020年サートゥルナーリア4着
2017年シャケトラ4着
2013年フェノーメノ4着
これ、捉え方は人によると思いますが、あと一歩で馬券内だったと考えれば、求められる適性としては妥当な気がします。

【検証条件②】※近10年
検証条件①の該当馬の中で、前走天皇賞春3着以内馬(=消耗度の高い馬)を除いた馬の、宝塚記念着度数
4-1-1-5(勝率36.4% 連対率45.5%複勝率54.5%)

【検証条件②該当馬】
→イクイノックス,ジェラルディーナ,ボッケリーニ

天皇賞春組は、近10年の好走馬9頭中8頭が、天皇賞春で4着以下かつ着差1.1以内。
唯一好走した昨年のタイトルホルダーは、天皇賞春で着差-1.0の圧勝であり、また昨年までは天皇賞春が宝塚記念と同じ阪神開催でした。
京都開催の天皇賞春→宝塚記念では、キタサンブラックですら宝塚記念で3着に負けていますので、長距離G1を馬券内に好走した消耗度の高さが伺えます。
検証条件①から上記該当馬を除くだけで、連対率が50%近くに上がりますので、今年の考察テーマ推奨馬は、検証条件②に該当した3頭とします。

🌟ローテ考察テーマ推奨馬🌟
→イクイノックス,ジェラルディーナ,ボッケリーニ

【勝ち馬傾向】

※(○/10)は、『近10年の勝ち馬10頭中、該当馬○頭』の意味となります
①年齢
・4〜5歳馬(10/10)
②前走着順着差
・5着以内または着差0.5以内(10/10)
③近走実績
・近5走以内で以下何れかに該当(10/10)
1)芝G1で着差0.2以内
2)右回り芝2200重賞で1着

🌟2023年の①〜③全て該当馬🌟
→イクイノックス,ジャスティンパレス

【相性RANK：前走レース】

🥇鳴尾記念　　1-3-0-13連対率23.5%
🥈ドバイＳＣ　1-1-2-6連対率20.0%
🥉天皇賞春　　4-3-2-32連対率17.1%

【鳴尾記念組好走傾向】

近10年着度数：1-3-0-13
※(○/4)は、『近10年の馬券内馬4頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走着順着差
・4着以内かつ着差0.2以内(4/4)
②前走通過順位
・4角5番手以内(4/4)

🌟2023年①②どちらも該当馬🌟
→ボッケリーニ

【ドバイＳＣ組好走傾向】

近10年着度数：1-1-2-6
※(○/4)は、『近10年の馬券内馬4頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走着順着差
・3着以内(4/4)
②近走実績
・国内近5走の右回り芝G1で1着(4/4)

🌟2023年①②どちらも該当馬🌟
→イクイノックス

【天皇賞春組好走傾向】

近10年着度数：4-3-2-32
※(○/9)は、『近10年の馬券内馬9頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走人気
・9番人気以内(9/9)
②前走着順着差
・4着以下かつ着差1.1以内(8/9)
③近走実績
・前走除く国内近4走で、以下何れかに該当(8/9)
1) 右回り芝G1で3着以内または着差0.2以内
2)右回り2500重賞で、着差0.4以内

🌟2023年①〜③全て該当馬🌟
→なし
負け方ではブレークアップがハマってきますが、巻き返した馬達の近走戦歴を満たしていない為、中距離G1で地力が足りるかどうか。

【最終予想印・見解(▲まで)】

※結論見たい方はこちらをどうぞ

◎5.イクイノックス
○4.ボッケリーニ
▲3.ダノンザキッド
△11.ジェラルディーナ

土曜日の阪神芝は、3角2番手以内の逃げ先行馬が4-2-2-3で複勝率72.7%。
ある程度ペースが流れても前が残している為、内回りコースの宝塚記念も内前はまず警戒。ただし、古馬G1ですので、昨日の3角2番手以内よりも、1列下がった所(3角3〜6番手前後)が恵まれると想定します。
隊列は、ハナが外からユニコーンライオン、次いで大外ドゥラエレーデもテンは出して好位に取り付き、15.17から3番手以下は2.3.4.9.10.12.14までが先行グループに加われる候補。馬群を二分した時に、真ん中より前かつ馬場の内を使えそうな馬を上位に取りたいと思いますので、◎はイクイノックスとしますが、○▲はこの中からチョイスします。

◎イクイノックス
人気でも勝ち馬傾向と考察テーマ該当で、素直に本命を打ちます。(その分相手を絞りします)
外枠にある程度先行したい馬が多く、内枠を引きましたが無理になるべく抑えて、中段8番手前後から、徐々に外に出す競馬。4角手前から有馬記念の捲りを再現するイメージはジョッキーも持ってるのではないでしょうか。
◎=勝ち馬を予想するという意味では、私はこの馬以外に本命を打ちようがありませんが、馬券の収支は別ですので、○▲△のワイドBOXで儲けれたらいいなと思ってます。

○ボッケリーニ
◎がグリグリ大本命ですから、当然相手は穴を抜擢。特注ローテの鳴尾記念組好走傾向と、考察テーマ該当の本馬となります。
阪神芝は1-3-1-1の複勝率83.3%、右回りの芝2000以上も1-4-1-1で、着外は昨年の有馬記念のみ。その有馬記念は外枠14番から先行勢に不利な展開もありました。今回はコースロスの少ない内枠、馬場傾向からも中段より前目の内で脚を溜めながら、先行勢が苦しくなった所を抜け出す競馬に期待します。

▲ダノンザキッド
▲も穴馬。土曜日の馬場傾向含め、内枠先行に期待。
○同様の阪神芝巧者で、阪神芝は1-1-2-0の複勝率100%、しかも内G1で0-1-2-0。
2200の距離実績が無いことが、人気薄の一因と考えられますので、外枠なら中段から差し切れる脚の無い本馬は、地力勝負になると買い辛いと思っていましたが、内枠であれば土曜日の馬場傾向にはピッタリ合いそうで、距離の誤魔化しは効くと判断します。

🌟その他勝負　6/25(日)🌟

東京3R

◎3.ハクサンオリヒメ
○16.ドナルビー
▲8.ゴールドバッハ
△10.ルビコントレイル
見解：◎はここ2走が展開不利。堅実に走る16が人気であれば、前走の内容からこちらを見直してみたい。

阪神9R 舞子特別

◎4.イティネラートル
○3.サトノペルセウス
見解：土曜日の阪神芝は逃げ先行に有利な馬場状態、先行力のある3歳52キロのイティネラートルから。阪神JFの先行大敗は展開不利とローテ考察でも言及し、フィリーズレビューでは○で評価、10番人気ながら5着0.4に巻き返しました。4走前に逃げて楽勝しているこの条件なら、馬場傾向も加味して押し切りを期待します。

阪神10R 花のみちＳ　大穴推奨

◎3.エターナリー
○11.モズリッキー
▲7.イフティファール
△16.マニバドラ
見解：◎エターナリーは、阪神ダート1400自体2-4-0-3で得意条件ではあるが、特に『右回りダート1400の良〜稍重馬場』が適性高い。
当該条件：2-4-0-1 複勝率85.7%
上記以外：1-5-3-16 複勝率36.0%

🌟その他勝負　6/24(土)🌟

阪神6R 3歳未勝利

◎8.ゴーフォマームード
○9.エレガントギフト
▲7.メズマライジング
見解：◎最終追い切りは栗東坂路で54.4→11.9。ラスト2F24.9以下かつラスト1F最速ラップはデビュー以来初で、一変期待して。
また、前走は1〜3着が3角5番手以内の前残りで、本馬は3角12番手からの4着で見直しは可能。前走のメンバーは強いとは言い難いが、10番人気なら買ってみたい。

推奨馬券
単勝
8
馬連流し
8-7.9
３連単フォーメーション
8.9→7→8.9

東京11R 江の島S

◎12.エンドウノハナ
○11.トーセンメラニー
▲1.リフレーミング
△3.ドゥラドーレス
見解：◎の前走は緑風Sは、3角3番手以内で1.2.4着と先行馬が恵まれ、差し馬に不利な展開。
裏付けとしては、同レースの差しまたは上がり3F上位馬の巻き返し。
3着 サクセスシュート(3角15番手,上がり1位)
→次走3勝クラス1着
6着マリノアズラ(3角6番手,上がり3位)
→次走3勝クラス3着
◎エンドウノハナは、3角8番手の上がり3F2位で5着。
そもそも前走は1番人気だった馬、土曜深夜時点で単勝6番人気は下がりすぎで、乗り替わりが嫌われているならここで買いたい。
相手は東京巧者で今の馬場なら差し脚魅力の11
◎と同じく緑風Sで展開不利の1
状態7分程度でもアッサリの可能性ある3まで

推奨馬券
単勝
12
馬連フォーメーション
11.12→1.3.11.12
ワイドBOX
1.11.12
3連複BOX
1.3.11.12