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重賞ローテ考察No202 京王杯2歳ステークス+アルゼンチン共和国杯+みやこステークス+ファンタジーステークス

重賞ローテ考察 京王杯2歳ステークス


今回のテーマはこちら

『2歳の短距離重賞を勝利時着差から考える』


私が2歳重賞を考える上で大切にするポイントは大きく2点。

①勝ち方 ②相手関係

この2つを的確に読み解く事で的中に近づけるのが2歳重賞。
その中で今回注目したいのは、①の『勝ち方』、その尺度の1つとして『勝利時着差』を取り上げます。

芝1200〜1400戦の短距離戦は、余程の力差が無い限り着差がつきにくいもの。
その中で、『勝利時の着差が-0.2以上』だった馬は1200〜1400の2歳重賞で通用する傾向にあります。
また、芝1400は『先行しつつメンバー中上位の上がりで押し切る』レース振りがハマる距離。
京王杯2歳Sにおいても、後方待機馬は近10年で2着1回のみ、上がり3F1位馬でも近10年中4年で着外に負けています。
その為、好走時の脚質は先行を狙いたい所。
なお、先行と言っても逃げきり勝ちは、メンバーレベルや展開によって脆さを見せる事が多く、過信禁物と考えます。

【検証条件】
芝1200〜1400を4角2〜4番手かつ上がり3F3位以内で、着差-0.2以上の1着あり
近10年該当馬着度数:8-3-5-19
勝率22.9% 連対率31.4% 複勝率45.7%

🌟2023年の該当馬🌟
アスクワンタイム、コラソンビート、ミルテンベルグ、ロジリオン

今年の上位人気想定3頭は、かなり好走適性が高い馬と見る事ができます。
穴候補で注目したいのは、ロジリオン。
新馬戦(4着着差0.2)は、4角3番手以内馬が1.2.3着の中、本馬は4角10番手の展開不利。
2走前(2着着差0.0)も、4角6番手以内馬が1.3.5.6.7.8着の中、4角10番手で展開不利。
前走は、スタートで若干出負けの中で好位のポジションを取りに行き、4角3番手から直線ノーステッキで上がり3Fもメンバー1位の快勝。
着差は重馬場とメンバーレベルがプラスに作用したと見ていますが、ノーステッキであった事、今回と同じ舞台で勝ち切った実績は評価したいと思います。

【ローテ考察推奨馬】

ロジリオン

〜その他参考傾向〜

【勝ち馬傾向】

※(○/10)は、『近10年の勝ち馬10頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走クラス
・新馬またはOP以上(10/10)
②前走人気
・5番人気以内(9/10)
③前走着順着差
・新馬組→着馬-0.2以上の1着(3/10)
・OP〜G3組→着差0.8以内(7/10)
④近走実績
・近5走以内で、以外何れかに該当(10/10)
1)芝1200〜1400を4角4番手以内かつ上がり3F3位以内で、着差-0.2以上の1着あり
2)重賞で、4角4番手以内かつ上がり3F3位以内の、2着以内かつ着差0.2以内あり
3)芝1400のOP以上で、上がり3F1位かつ着差-0.6以上の1着あり

🌟2023年の①〜④全て該当馬🌟
アスクワンタイム、コラソンビート、ミルテンベルグ

【相性RANK:前走レース】

🥇函館2歳S組 2-2-1-4 連対率44.4%
🥈小倉2歳S組 3-1-2-5 連対率36.4%

【函館2歳S組好走傾向】

近10年着度数:2-2-1-4
※(○/5)は、『近10年の3着以内好走馬5頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走人気
・4番人気以内(5/5)
②前走着順着差
・3着以内かつ着差0.3以内(5/5)
③近走実績
・近5走以内で、以外何れかに該当(5/5)
1) 芝1200〜1400を4角4番手以内かつ上がり3F3位以内で、着差-0.2以上の1着あり
2)重賞で、4角4番手以内の1着あり

🌟2023年の①〜③全て該当馬🌟
なし

唯一の出走ゼルトザームは、新馬をダート1000で勝ち上がり、前走は重馬場の函館で1着。
例年の傾向からは少しズレるタイプで、4〜5番人気なら今回は様子見が妥当と考えます。

【小倉2歳S組好走傾向】

近10年着度数:3-1-2-5
※(○/6)は、『近10年の3着以内好走馬6頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走人気
・6番人気以内(6/6)
②前走着順着差
・着差0.7以内(6/6)
③近走実績
・近5走以内で、以外何れかに該当(6/6)
1) 芝1200〜1400を4角7番手以内かつ上がり3F3位以内で、着差-0.2以上の1着あり
2)重賞で、4角4番手以内の1着あり

🌟2023年の①〜③全て該当馬🌟
アスクワンタイム、ミルテンベルグ

【相性RANK:前走クラス】

※G3組は前走レースのRANKと重なる為除外
🥇新馬組 3-1-1-16 連対率19.0%
🥈OP組 2-3-2-32 連対率12.8%

【新馬組好走傾向】

近10年着度数:3-1-1-16
※(○/5)は、『近10年の3着以内好走馬5頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走人気
・5番人気以内(5/5)
②前走着順着差
・着差-0.1以上(5/5)
③前走距離と通過順位
・芝1200〜1400で4角4番手以内(4/5)

🌟2023年の①〜③全て該当馬🌟
なし

【OP組好走傾向】

近10年着度数:2-3-2-32
※(○/7)は、『近10年の3着以内好走馬7頭中、該当馬○頭』の意味となります
①前走人気
・4番人気以内(7/7)
②前走着順着差
・1着または前走2番人気以内は不問(7/7)
③近走実績
・近5走以内で、以外何れかに該当(7/7)
1) 芝1200〜1400を4角2番手以内かつ上がり3F2位以内で、着差-0.1以上の1着あり
2) 芝1200〜1400のOPクラスを、4角7番手以内かつ上がり3F2位以内で、着差-0.1以上の1着あり

🌟2023年の①〜③全て該当馬🌟
コラソンビート

【予想印・見解・買い目】※結論はコチラ

◎2.ロジリオン
○11.アスクワンタイム
▲8.ミルテンベルグ
△7.コラソンビート

【見解】
王道なら小倉2歳S組からですが、考察テーマ推奨馬のロジリオンがまさかの8番人気前後という事で、これは狙いたい。
新馬戦(4着着差0.2)は、4角3番手以内馬が1.2.3着の中、本馬は4角10番手の展開不利。
2走前(2着着差0.0)も、4角6番手以内馬が1.3.5.6.7.8着の中、4角10番手で展開不利。
前走は、スタートで若干出負けの中で好位のポジションを取りに行き、4角3番手から直線ノーステッキで上がり3Fもメンバー1位の快勝。
着差は重馬場とメンバーレベルがプラスに作用したと見ていますが、ノーステッキであった
事、今回と同じ舞台で勝ち切った実績は評価したいと思います。

【買い目】
単勝
2
馬連
2-7.8.11
ワイド
2-11
3連複
2-7.8.11
3連単
2.11→2.11→7.8
11→7.8→7.8(押さえ)

11/5(日) アルゼンチン共和国杯

【予想印・見解・買い目】
◎9.ゼッフィーロ
○17.マイネルウィルトス
▲14.ヒートオンビート
☆12.ハーツイストワール
△4.7.11.13

【見解】
◎人気でも末脚安定のゼッフィーロ。
前走は4コーナーから直線にかけてスムーズな加速では無い中でも、直線間を割って3着入線。脚質の性質上、勝ちきれない競馬も多い分、2〜3着の軸なら安定。
その分相手は4番人気以下からチョイスしたい。

○マイネルウィルトスの前走は、内が良い馬場で、1.2着馬は馬場の最内を通った先行馬。後方2番手追走から直線外目に着差0.4の6着なら頑張っている。東京2500はコース実績もあり、巻き返しに期待。

▲ヒートオンビートは、休み明けよりも1回使った方が良い馬。主に59キロで人気を落としていそうだが、東京2500で重賞3度好走は見逃せない。

☆ハーツイストワールは、休み明けの方が走れるタイプ。調教師コメントが弱気で大穴扱いになるが、田辺騎手とのコンビでは3-4-0-0と手が合っている。

【買い目】
馬連
9-12.14.17
ワイド
12.14.17BOX
3連複
9-12.14.17-4.7.11.12.13.14.17

11/5(日) みやこステークス

【予想印・見解・買い目】
◎3.タイセイドレフォン
○14.ウィリアムバローズ
▲15.セラフィックコール
△7.8.9.13

【見解】
◎はタイセイドレフォン
良馬場のダート1800がベストな条件。
前走使って2戦目の上積みに期待する。
14.15は強いが、極端な逃げと追い込み(捲り)で大味な競馬なら脆さを見せる可能性あり。
内枠でロス無く立ち回るタイセイドレフォンが軸には向いている。

【買い目】
単勝
3
馬連
3-7.8.9.13.14.15
3連複
3-7.8.9.13.14.15

ファンタジーステークス予想印・見解・買い目

◎16.ワイドラトゥール
○17.キャンシーエンゼル
▲14.シュークリーム

【見解】
新馬勝ちの伏兵ワイドラトゥールから。
旧京都開催のファンタジーSは、前走マイルからの短縮ローテが強いレース。
前走で18頭の多頭数は経験済み、また今回は逃げ先行馬多く、中段から差せる脚質は展開の
後押しも期待出来る。
なお、北村友一騎手×藤原英昭厩舎は、近1年2-1-2-2で複勝率71%。これは騎乗機会3戦以上のコンビにおいて、今回最も高い複勝率となる。
人気が無い今買いたい。

【買い目】
単勝
16
馬連
14.16.17BOX
ワイド
14.16.17BOX

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