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きんじょの本棚®通信 [Vol.9] 町田サポートオフィス店とビブリオサポートいずみ店

このメールはきんじょの本棚®店主限定で配信したメルマガを編集したものです。
(配信日:2023年12月7日)


きんじょの本棚店主の皆さん
こんにちは。きんじょの本棚メルマガ編集部です。
きんじょの本棚通信では全国の本棚の様子、店主のお人柄、体験や工夫、イベント情報などを共有することで、皆様の本棚活動の一助となればという想いで編集しています。お時間のある時にお読み頂ければ幸いです。

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<今回の内容>



■きんじょの本棚リレー店主紹介 No.9

紹介者:No.193 表現の芽をはぐくむ文庫店【東京都町田市南成瀬】
紹介する本棚:No.12 町田サポートオフィス店【町田市民フォーラム内】


こんにちは。
町田市等で古典芸能・狂言の魅力を楽しく伝える活動をしている
福富英里子と申します。

前回は、
No.32のづたやくしどう店の矢田弘雅さんにインタビューして頂きました。
さて今回バトンを渡すのは・・・

☆☆☆

JR町田駅ターミナル口から徒歩3分の場所にある町田市民フォーラム。
「集会所」を意味する名の通り、町田市民のための各種事業所が軒を並べ、
ホールや会議室など、市民が利用可能な活動スペースが提供されています。

その一角にあるのが
「町田市地域活動サポートオフィス」
まちの困りごとに取り組む組織や人のサポート・コーディネートを担う一般財団法人です。

今回は、サポートオフィス職員の橋本空さんにインタビューさせて頂きました♪

空さんに私が初めてお目にかかったのが、No.83成瀬TENT店での「コトPOP講座」(講師・山口茂氏)。
その後、空さんが関わっていらした「町田市100人カイギ」に私が参加させて頂いたり。
様々に御縁を頂いています。

英)「町田市地域活動サポートオフィス」、
いつも人と人との御縁を繋いで下さり素晴らしいですね。
実は空さんに出会うまで全然存在を存じ上げなかったのですが、いざ足を踏み入れたらどんどん世界が広がっている感じがします!

空)それは、福富さんに"勢い"があるからではないでしょうか(笑)

英)アハハ、自覚ありです(笑)。
他の地域にも、サポートオフィスのような組織はあるのでしょうか?

空)あります。サポートオフィスという名前は珍しいのですが、NPO法が制定されたのが25年前(注・1998年)。
その頃に『市民活動支援センター』『NPOサポートセンター』といった名称で各自治体に立ち上がった組織は多く、皆20年選手なんですよ。
町田市にサポートオフィスが設立されたのは2019年なので、比較的新しいですね」

英)12/2(土)~10(日)に開催される「まちカフェ!」(=町田市地域活動見本市的交流イベント)
がもう間もなくですね。(注・取材日は11/27)
私も今回初めて「狂言講座&表現の芽をはぐくむ会」で参加しますが、全員参加型の実行委員会が計3回!
熱気にビックリしました。参加団体も100を優に超えるとか。今年で17回目なのですね。

空)ずっと一日だけのイベントだったのですが、コロナ禍では開催日・会場を増やし分散型に。
さらにオンラインも活用しコロナ禍でも中止することなく開催しました。
一日だけの開催だと自分のブースが忙し過ぎて、他の団体に回れずに終わってしまっていたのですが、分散型にすることで交流の機会が増えました。
屋外でのウォーキングイベントが立ち上がるなど、やってみなければ分からない良い効果がたくさんありましたね。以来、コロナ禍が明けても分散型で開催しています

英)「まちカフェ!」どんなところが魅力ですか?

空)様々な魅力があるのですが、『まちカフェ!』を通して普段やれない新しいことにチャレンジしてくれる団体が増えていて。
失敗してもいいからみんなでやってみよう!という方が多いのが一番の魅力ですね。

チャレンジする大人がたくさんいるっていうのが、いいなぁと思います。
『まちカフェ!』で初めてやってみるって方も多いんですよ。
いい意味で欲がどんどん出てくるというか」

英)確かに「まちカフェ!」にはやってみよう!と思える雰囲気がありますよね。

空)集合型のイベントで、集客の心配が少ないというのもトライしてみよう!と思える要素かもしれませんね

英)市役所を丸ごと使って開催、というのもワクワクしますね。

空)町田市役所は新しくて綺麗ですし、吹き抜けがあったりして空間も居心地がいいですよね。
本イベントは、町田市との共催事業なんです。
市役所はイベント専用会場という訳ではないので、避難経路の確保や電気使用の際の工夫など市の担当職員の方が気を配ってくれています。

また、市役所の市民協働おうえんルームを使って、平日の昼間に子育て世代向けの企画をしたり。
日中に市役所の一角で赤ちゃんがハイハイしている姿はいいですよ~

英)ところで「きんじょの本棚・町田サポートオフィス店」が出来たきっかけは?

喜田事務局長)清原理さんがやっていらしたお店(No.7 双方形)にきんじょうさんがいらして、
「きんじょの本棚のきんじょうです。本棚やってみませんか?」と誘って下さったのがきっかけです。
すぐに開店セット一式を持って来てくれました。

英)本棚を置いたことで新たな繋がりができたりしましたか?

喜田事務局長)置いた当初はコロナで人が来なくて、でも最近は出入りがありますね。

空)町田市民フォーラムにいらっしゃる方は文化的な方が多いのか、本好きな方が立ち寄って借りていかれるようでいつのまにか本がなくなっています。
あと、きんじょの本棚って仕組み自体が面白いじゃないですか!
サポートオフィスに訪問される町田市外のお客様に紹介すると面白い!となるので、いつも話しちゃいますね。

英)最後に空さんの今後の抱負を聞かせてください

空)今は色々知りたいタイミングなので、色々なところに行きたいです!
昨日は、同じような組織の方と話をしたり、コワーキングスペースや起業支援などの話を聞いたりしていたんですが、
やってみたい!って思った時にやれる環境とか支援が多様であればあるほどいいなぁと。

特に私は、やってみたいと思った"瞬間"を応援したいという気持ちがあるので、そのための方法とか幅を自分の中でも広げたい。色々吸収できればと思っています。
皆様、色々教えてください!

英)やっぱり"人"ですね。

空)私は元々転勤族であまり街に愛着がなかったんです。
自分の地元と言える場所がないのですが、町田で関わった"人"が好きです。
知っている"人"がいるから、町田に居続けたいと思う。
そういうのもあっていいんじゃないかなぁと思うんですよね。

英)本日は貴重なお時間をいただき、本当に有難うございました!

☆☆☆

いつも穏やかな微笑を浮かべ、落ち着いたトーンでお話しくださる空さん。
お話ししながら、いつしか安心感に包まれている自分に気づきました。
これからも益々、町田市の地域活動が豊かに紡がれて行き、一人ひとりが輝く街になりますように。
空さん、今後も心強いサポートを宜しくお願いいたします!

店主おすすめの本
あそびの生まれる場所ー「お客様時代」の公共マネジメント
西川正・著


No.12 町田サポートオフィス店


■きんじょの本棚店主寄稿 No.124 ビブリオサポートいずみ店 松茂良 毅

 私は普段、沖縄県那覇市繁多川という地域にある繁多川公民館図書館で司書として働いています。
図書館司書として仕事をしながら、那覇市のまちづくり協働大使として、地域のまちづくりのための活動も行っており、現在は「ビブリオサポートいずみ」というボランティア団体を立ち上げ、不要になった本や絵本を引き取り、補修して提供、貸出をする「ブックシェアリング」という活動を行っています。

 この活動はコロナ過の中、2020年21年にそれぞれ半年以上図書館を休館せざるを得なかった時期に、何とかして地域の皆様に格差のない読書環境を与えたい、読書機会を持ってほしい。と考えていた時、同じく買い物支援や地域交流の場を確保したい。という公民館の方々や地域の方々と協力しあって、地域に赴き集いの場や買い物の場、そして私たちによる出張本の貸出を合わせた活動をスタートさせたのが始まりです。私たちの団体は、あくまで私が中心となって立ち上げた小規模で個人的な団体なので、行政に縛られることなくマイペースに活動をしています。

 そんな中、もう少し活動の幅、交流の場を広げたいなと思っていたころに、繁多川公民館にたまたま来られていた金城さんを紹介いただき、「きんじょの本棚」の活動についてのお話を伺った事が、「きんじょの本棚」に参加するきっかけになりました。
繁多川公民館さんに本棚も設置させていただき、マンガや児童書などを中心に置くことで子どもたちの集いの場にもなっています。またおかげさまで地域のお祭りやマルシェなどにも参加させていただく機会が増え、出張による「きんじょの本棚」を開くことで、活動を理解してもらいやすくなり、常連の利用者の方も増えて本を介した地域交流の場ができつつあります。

 沖縄県内にあるほかの「きんじょの本棚」の支店「カフェクレーポ」貞野さんも、お休みの日にわざわざ勤め先である図書館に来てくださり、私もお店の方にお邪魔させていただくなど、本による縁も広がって楽しく活動させていただいています。
普段あまり余裕が無く、SNSにも慣れていないため、投稿なども滞り気味で、中々県外のほかの支店の皆さんとの交流や情報交換もできていないのですが、これからも沖縄県内の「きんじょの本棚」のみなさんや県外の皆さんとも交流を持ち、マイペースに楽しく活動を続けていければと思っています。


■四国高知県四万十町 ワークショップと講演のご報告 きんじょう みゆき

■四国高知県四万十町 ワークショップと講演のご報告 きんじょう みゆき

11月18日、昨年に引き続き、今年も高知県のしまんと街おこし応援団から講演にご招待いただきました。
今年は番頭ズ(大番頭:清原さん、番頭:岡さん、子番頭:荒木さん)と西へ向けて三蔵法師の旅
四万十町には、お遍路さんの接待所を開設している石坂さんの20番風自遊庵店があります。
そこから、151番小松家with店、152番岩本寺店が始まり、
184番すだち食堂店、185番古書街道あっと本町店、186番古書街道あたりや店、187番読売センター窪川店に広がりました。
188番moon doripper店は講演の日にオープン。小学生店長さんです。

第一部は14時から
「ホンっとに本が好きっ!!」と題して
地元で活動するグループによる絵本の読み聞かせに続き、絵本を使ったワークショップを開催させていただきました。

第二部は18時から
「本×地域」と題して
・大番頭の清原さんから「地域活性化の方策等について」
・おやびんこと金城から「本は地域に何をもたらすのか」をお話してきました。

一部のワークショップでは、参加したお子さんも大人も一緒に絵本を選び、その感想をシェアするワークで、自分以外の人が薦める本に出合い、薦めてくれた人に出会う体験をしてもらいました。最後には絵本のプレゼントもありましたよ。

二部の講演では、全国で街づくりの経験がある清原さんから、地域活性のヒントや実例を紹介いただきました。
私からはきんじょの本棚と本を使ったコミュニティづくりについて、実体験からご紹介させていただきました。

今回の四国訪問では、小松家withの小松ご夫妻がとても丁寧にやさしい空気の流れる場づくりをされていました。
しまんと街おこし応援団の皆様のお声掛けで、参加者も熱心にお話を聞いてくださり、終了後は少し口角が上がったかな?
地域独自の課題もありますが、若い方も多く参加されていて将来が楽しみな地域だと感じた旅でした。

本棚の強みは、どんなことにもつながっていること。
どんな人、どんな好み、どんな違いがあっても繋がれることではないでしょうか?
本を通じて知り合ったけど、思いもよらない素敵な展開がひろがっています。
本棚の店主の多様性、面白さは何物にも代えがたいきんじょの本棚の宝です。
そんなことを再確認する機会をいただきました。
みなさんも、いつか旅の目的地にしてくださいね。ではまた。


小松家withさんが制作された本イベントの素敵なチラシ


小松家withさんが制作された本イベントの素敵なチラシ


■新規登録店

 205.イドバタ店
 206.ハートの町店
 207.奄美の料理と酒ユティモレ店
 208.きつねくぼ緑地前店
 209.グリーンピアノKlSO東店
 210.isado店
 211.なみよん文庫

■お知らせ

 ●きんじょの本棚まつり~金色の響き~ 店主40名参加で開催しました
  11月11日(土) 11時~15時 町田市野津田薬師堂に於いて

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□編集後記

福富さん、町田サポートオフィス店のバッチリなインタビューありがとうございます。サポートオフィスのスタッフは皆さん多才で、空さんはいつも落ち着いた話しぶりが素敵な方ですね。次は誰を紹介してくれるのだろう、楽しみです。
12月2日の市役所本庁舎で開催された「まちカフェ」イベントへきんじょの本棚は金グラ店荒木さんの仕切りでテントや畳を置いてゆるーく参加してきました。
松茂良さん、私の目的地にの一つ繁多川公民館図書館です。本棚が地域交流の一助になっているお話しがとても嬉しい。来年こそは沖縄へ~
そして四国、石坂さん、小松家withさん、お会いした皆様お世話になりました。ありがとうございました。
よもやま話ですが152番岩本寺店は、四国八十八カ所霊場37番札所岩本寺にあり、今回投宿させて頂きました。境内入口にキースヘディングを思わせる壁画に度肝を抜かれ、37か所巡って来られたお遍路さんからはホテル並みのサービスは初めてと聞き!翌日はお見合い企画の日だったり、そんな奇天烈なお寺の住職は??? お会いして納得しました。おおらかで周囲を楽しい事に巻き込んじゃう!そんな方でした。またお会いしたい!四国へ再訪します!
(岡)

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