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きんじょの本棚(R)通信 [Vol.14] ハラペコブックス店、とことこよりみち店

この投稿はきんじょの本棚(R)店主限定で配信したメルマガを編集したものです。
(配信日:2024年5月7日)
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きんじょの本棚店主の皆さん
こんにちは。きんじょの本棚メルマガ編集部です。

きんじょの本棚通信では全国の本棚の様子、店主のお人柄、
体験や工夫、イベント情報などを共有することで、
皆様の本棚活動の一助となればという想いで編集しています。

お時間のある時にお読み頂ければ幸いです。

<今回の内容は>



■きんじょの本棚リレー店主紹介 No.14

紹介者:No.55 庭時計店【東京都杉並区】
紹介する本棚:No.62 ハラペコブックス店

こんにちは。「Gallery庭時計店」の長井と申します。ご紹介したいのは、ハラペコブックス店の河内聖さんです。

出会いは、十年ちょっと前かな?

私は作詞の仕事もしていて、その中に「山ねこバンガロー」という小学校の音楽の教科書に載っていた楽曲があるのですが、

何とその歌を演奏している大人のバンドがあることを知り、びっくりして下北沢のモナレコードまで聴きに行ったのがはじまりです。

メンバーは全員小学校教員の経験をお持ちの方で、ノリノリで歌い奏でる様子に感動してしまいました。

そんな河内さんが本棚をはじめられ、そしてこのたび聞きたかったことを聞くチャンスをいただくなんて、とても光栄です。
 

では、質問!

Q1.ハラペコブックスさんはいつも定位置にいるとは限らないようですが、移動式は最初から予定していましたか?

A.いえ、最初は家の前で出していました。

しばらく様子を見ていましたが、まったく人が通らないところだったので徒労感があり、、、
ちょうど新しい(古い)カブを手に入れたタイミング。

これに本棚を積んだらかわいらしい!おもしろい!どうせならそのまま公園いっちゃえ!と思ったのが始まりです。


Q2.本棚をはじめてから起こったおもしろいこと、何かある?

A.とにかくたくさんの方とお知り合いになりました!

ダルマが転がるように。ネズミが広がるように。最近ではイベントにも呼んでいただけるようになり、程よい忙しさで楽しんでいます。

職場でも勝手に本棚を出していて、それを面白がってくれたNHKの方から取材依頼が来ましたが、大きなチカラによってお断りをすることもありました。

〈教育〉ってなんぞや!と思うことも多々ありますが、大きな声では言えません。

Q3.河内さんは今、地域の居場所づくりも目指していらっしゃいますが、そこはどんな場所で、何があるのが理想でしょう。

A.だれもが安心してそこに居られる場所。

したいことができる場所、でも何もしなくてもいい場所。あなたがそこにいるだけで、わたしがうれしい。わたしがそこにいるだけで、だれかがうれしい。
みんながそんなふうに思える場所です。

でもきっとそれは、誰かに作ってもらうものではなくて、そこにいるみんなが、ゆるやかなつながりの中で作っていくものなんだと思います。

〈その人〉がいればいい、それが理想ですが、そこに本と音楽があればなお最高です。


Q4.おすすめの本は何ですか? 字数の関係で、、、2冊まででお願いします。

A.2冊だけ!?

いしいしんじ「プラネタリウムのふたご」



安野光雅「かんがえる子ども」


****
頂いたAnswerを読んだだけでも、人となりが伝わってきます。

私もいつかその「居場所」にいってみたい。
木陰のある原っぱみたいな、居心地の良い場所を思い描いています。
もしかしたら、河内さんご自身が、「移動する木陰」みたいな人? 

しかも歌も歌ってくれる。最高ですね。


■きんじょの本棚店主寄稿

No.103 とことこよりみち店【神奈川県茅ヶ崎市】

みなさん、はじめまして。
#103 とことこよりみち店のシャリフです。
「きんじょの本棚」を始めて早1年半。
お日様が出ているといそいそと本棚を出すことが日課となりました。
本棚を始めるきっかけとなったのは毎朝6時から流れる「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」。ナビゲーターである俳優の別所哲也さんが「ゴキゲンと正解は自分で作るもの!」という私の大好きな言葉を毎日発信しています。その番組内の「MORNING INSIGHT」というコーナーでインタビューを受けていたのがラジオに出るのが夢だったと話されていた本店のきんじょうさんでした。

自分の本を自宅の玄関前や軒先に置き、好きなだけ好きな期間だけ借りることができる。そして全国の支店どこで返却してもよいとのこと。
何ておもしろいことを考えるんだろう!

縁もゆかりもない茅ヶ崎市に引っ越しをしてきて、新参者の私たちをあたたかく迎えてくれたこの土地の景色と人々に何かしたいなと考えていた矢先でした。
本が好きな(というか紙、文字、言葉、絵、写真が好き)私にできる一つの形かもしれないと思い、早速きんじょうさんに連絡を取ることにしました。

赤いカートがトレードマークの我が家の「きんじょの本棚」。
本を寄贈してくれる人、雨が降ってきてインターフォンで「本が濡れちゃいます!」と教えてくれる人、「いつも(みなさんのために)ありがとうございます。」と声を掛けてくれる人、読み終えた本に「ありがとうございました。」というメッセージと共にそっとしおりを忍ばせてくれる人。色々な形の優しさに出会うことができました。

赤いカートの前で嬉しい立ち読みをしている幼児連れの親子、道に座りこんでああだこうだと言いながら絵本を読む小学生(車には気をつけて!)、「友達の家の近くに本屋ができた!って孫から聞いたの。まさか本屋ができるわけないでしょって来てみたのよ。」という年配の女性。男女関係なく様々な年齢のご近所さんとの会話に花を咲かせています。

読書は私たちを知らない世界に導いてくれます。発見があります。新しい景色、音、匂い、言葉、感触があります。
今回は「本」そのものに道を示してもらったようです。
「本」が取り持つご縁に感謝です。


■きんじょうみゆきの近況報告

【静岡の旅】
会いたい人に会える旅。

店主のみなさーーん
いつもお楽しみ様です♪

先月は、静岡のきんじょの本棚を巡る旅行ってきました。

167号 モンゴルのテンゲル店が 
ゲルの修理で一旦閉店と聞いて行ってみたいが叶いました!

訪ねてみると、店主さんのご主人(モンゴル出身)と
モンゴルに30年暮らす島田市とモンゴルを繋いだ立役者さんも
待ってくださっていました。

モンゴルの魅力はとお伺いすると、「草原と逞しく生きる人たち」と
私もいつか行ってみたい。

96号 お薬師さまのお寺 心月寺店も
奥様である店主さんとご住職さんが
お出迎えしてくださいました。

住職のお母様は元々は学校の先生で
本も出版されていたとの事
もちろんお借りしてきましたよ。

どこに漂着させようかな?

それにしても
全国に会いたい人ができて嬉しい♪

次はどこに行こうかな
放浪の旅はまだまだ続く。。。


■お知らせ

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■新規登録店


236.EGG REC DEPT店[東京都町田市]
237.ジョニーの散歩道店[東京都町田市]
238.やまなし製本所の2階店[神奈川県横浜市]


□編集後記

本日も内容盛りだくさんで、お届けしました。みなさまのご協力ありがとうございます。

店主リレーでは、長井さんが作詞した楽曲を河内さん達のバンドが演奏してた!さらには、お二人がきんじょの本棚でつながるなんて!!

こんなにも、面白い展開があるんですねー♪

シャリフさんのご近所さんとのつながりもホッコリです。

本棚を通して、店主のみなさまそれぞれの居場所作りが楽しめてますね♪

全国でこんなにも楽しめる本棚があるなんてやっぱり、いいですね。

きんじょうさんの話を聞いていても
「あの本棚店主さんはー!」と200以上ある本棚店主さんのエピソードがどんどん出てくる記憶力もスゴイですし

それは、きんじょうさん自身が楽しく活動されている証だなーと
毎回スゴイ!と心動かされます♪

そして、新しい感覚の活動を続ける「きんじょの本棚」にシチズン時計さんより素敵なお話いただきました。

ご興味ある店主さんは、締め切りもございますので、早めにお申込みください。

さぁ、連休も終わりましたね。

GWこんなことあったよー。これからイベントありまーす。などおもしろエピソード、告知などございましたら
メルマガでも紹介させていただきますのでお気軽に編集部へご連絡ください。

それでは、これからもきんじょの皆さまと楽しい輪を共有していきましょう♪
(さだの)


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