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きんじょの本棚(R)通信 [Vol.13] 庭時計店となかまちパン店

この投稿はきんじょの本棚(R)店主限定で配信したメルマガを編集したものです。
(配信日:2024年4月7日)==================================================
きんじょの本棚店主の皆さん
こんにちは。きんじょの本棚メルマガ編集部です。

きんじょの本棚通信では全国の本棚の様子、店主のお人柄、
体験や工夫、イベント情報などを共有することで、
皆様の本棚活動の一助となればという想いで編集しています。

お時間のある時にお読み頂ければ幸いです。

<今回の内容は>


■きんじょの本棚リレー店主紹介 No.13

紹介者:No.204 GALLERY▶A2店【東京都目黒区】
紹介する本棚:No.55 庭時計店【東京都杉並区】

きんじょの本棚204号店ギャラリーA2店の倉辻です。

前回、松本市の197号店出居番丸西店の
岩田さんからバトンタッチして、
東京は杉並区の南阿佐ヶ谷で「ギャラリー庭時計」を開いておられる
長井さんにいろいろとお尋ねしました。

長井さんのギャラリーは、東京メトロ丸の内線南阿佐ヶ谷駅から
歩いて 2~3 分の閑静な住宅街にあります。

今にも波平さんやサザエさんが出てきそうなお家です。
すぐ近くに、青梅街道と言う幹線道路があるにも関わらず、
とっても静かなところです。

そんなギャラリー庭時計の玄関先にかわいらしい本棚が
置いてあるのが今回私がご紹介したい55号店の「庭時計店」です。

実は、長井さんギャラリーの運営とは別に
「童話作家」と言う顔をお持ちです。

ご実家を改装したギャラリーとその玄関先にかわいらしく置かれているきんじょの本棚。

ギャラリーでは、様々な展示イベントの他に
インド楽器の演奏会やウクレレ教室など多岐にわたる活動を
このギャラリーを拠点に開かれてます。

今回、ご紹介する55号店「庭時計店」は、
私が本棚への一歩を踏み出す力を与えていただいた店主さんのお一 人です。

私が本棚に参加するきっかけとなったのは、
あるラジオ番組です。

私のサラリーマン生活も終わろうとするある日、
通勤途中に聴いていたラジオ( J-WAVE)で「きんじょの本棚 」の紹介コーナーでした。
参加したいなと思いました。

そこで、実際にお尋ねしたのが、ONSO COFFEE店(1号店)、出居丸西店、ギャラリー庭時計店でした。

どちらのお店も、突然現れた訪問者をを快く受け入れていただき、
いろいろとお話を聞かせていただきました。

そして、きんじょの本棚活動の良さを身に染みて感じ取ることが出来、
はじめの一歩を踏み出すことができました。

そんな中で今回のインタビューですがさー始めます。
長井さんに、いろいろと聞いちゃいますよー。

【質問1】 きんじょの本棚の活動をどのようにして知ったのですか?

はじめは、フェイスブックで偶然、
きんじょの本棚のグループページを見つけたところからです。

杉並区は高円寺を中心に、読み終えた本を交換するシステムの
「まちのほんだな」というのをやっているところがあり、

そういう活動に興味はありましたが、
ルールなど、自分にはちょっと敷居が高いなと思っていたところでした。

きんじょの本棚を知ったとき、
ゆるくて楽しそうなのと、何よりマイペースでできそうなところが
自分に合っていると思い、すぐにきんじょうさんにコンタクトをとりました。

→細かいルールはなく、マイペースでできるとこが魅力ですよね!

【質問2】 ギャラリー庭時計の中に「きんじょの本棚」を置こうとしたのは?

本棚は、ギャラリーの室内に置いているわけではなく、
家の門の外に置いています。

ギャラリーの室内の棚にも絵本は置いているのですが、
ギャラリーは催しのある時しか開けていないですし、
そもそも稼働している日が少ないので、通りすがりに本を見つけてもらえるように、外に設置しました。

展覧会のチラシなども本棚のそばに置いて、宣伝も兼ねております。

初めてきんじょうさんが見に来てくださったときは、
あいにく雨でしたので、ギャラリーの室内に本棚をとりこんであり、
そこで初めてお会いしました。

外においてあるところを見ていただけなくて残念でした。
このページに当時のことが書かれています。

→通りすがりに・・・・ 借りる方も貸す方も、気楽でいいなーと思います。

うちの本棚は、絵本や物語の本がほとんどです。
もともと児童書は、私の子どもの頃からあるものや、
私の子どもたちのために買ったもの、自分のために買ったものなど、
家にたくさんありました。

また、仕事柄、著書を送って頂くことも多いのです。
ただしまっておくより、誰かに読んでもらいたいという気持ちがありましたが、きんじょの本棚が背中を押してくれました。

ギャラリーもきんじょの本棚も、長続きのコツは、
「自分のペースで、無理をしないこと」だと思っています

→私がお邪魔した時も、玄関先の小さな本棚に児童書おかれていました。

【質問3】 本職は、童話作家さんですが、ギャラリーを始められたきっかけは?

物語を書く仕事は、三十年ちょっと、細々とですが、途切れることなくなんとか頑張っています。

ギャラリーをはじめたのは、2016年。
ここは私の実家なのですが、両親を続けて見送ったあと、
部屋が空いたので、ふと、人が心地よく集える場所があったら良いなと思いました。

以前は、畳とフローリングのごく普通の部屋だったのを、夫に協力 してもらって、
私のイメージを活かしてリフォームすることができました。

ギャラリーを思いついた時はただワクワクしていたのですが、
始めてみると片手間というわけにはいかないので、
二足のわらじとして本腰を入れ、作家業とバランスをとっています。

ですが、執筆の締切と展覧会などが重なった時は、けっこう大変です。
なるべく重ならないようにしているつもりなのですが、
どういうわけか重なるものなのです。

作家業とはまったく別の仕事ですが、作家の仲間が来てくれたり、
文章講座のスペースとして利用してもらったり、イベントに参加してもらったりと、助けられていることもたくさんあり、とても感謝しています。

→前文にも書きましたが、日当たりの良い、ちょっと懐かしくて暖かさの感じるお家です。

【質問4】 ギャラリーで開催されているウクレレ教室やインド音楽は、長井さんのお好みの音楽ですか?

音楽は大好きなので、ジャンル問わず楽しく聴かせていただいています。

ギャラリー内での音楽は、基本的に、私が企画してお願いするものと、
場所を貸して、お客様主催で使っていただくという2つのパターンがあります。

ウクレレ教室は後者の方で、私が企画したものではありませんが、
楽しそうな雰囲気が漏れ聴こえてきていい感じでした。

いつも、インドの楽器シタールを弾いてくださる方は、実は画家さんでもあって、絵の展示もしていただいています。

その方の演奏を聴くまで、シタールがどんな音色かも、インド音楽の特色も知りませんでした。
そんな楽しい出会いもたくさんあります。

→ウクレレ流行ってますよね。心地の良いサウンドで気持ちが安らぎます。
→インド音楽は神秘的なイメージですね。瞑想の世界へ・・・・・
→ご主人が、ドラム、ジャンベ、カホンなどの打楽器の教室をされているとの事です。

【質問5】 阿佐ヶ谷の街はどんなところが好きですか?

一言で言えば、庶民的なところかな・・ ・ 。
幅広い年齢層の人が散歩 しやすく住みやすい街という感じがします。

ここ数年、昔ながらの住宅や個人店がどんどんなくなって
個性を失っていくのは哀しいですね。

もう少し、今あるものを大事に守って行かれる街だともっと良いなと思います。

→阿佐ヶ谷は、お彼岸の墓参りなどで、年に何回か訪れます。
人の暮らしのある街ですね。長井さんがおっしゃる様に、
年々古いお店が少なくなって全国チェーンのお店が多くなり寂しいですね。
でも、何件か阿佐 ヶ谷を訪れる楽しみになっているお店が今でも残っているのは嬉しいです。

【質問6】 きんじょの本棚が阿佐ヶ谷の街でどのようになってほしいですか?

私がはじめた当初は、うちの本棚を見て、
「私もやってみたい!」と思う人が現れるのではないかと期待していましたが、まったく当てが外れました(笑)

そもそもうちの前の道を通る人は限られているので、
知っている人も少ないでしょうが・・・。

きんじょの本棚は気軽にはじめられるので、
難しく考えないで楽しくやってみようと思う方がもっと現れる
と良いなと思っています。

近隣には未だにうちだけですが、つい最近 、
杉並区内で始められるという方 からメールを頂き、
とても嬉しかったです!

→私も同感です。近いうちにお仲間が増えそうですね。いいなー!

【質問7】 最後に、長井さんのおすすめの本は?

しょっちゅう変わるのですが、今思いついたものは、

〇小さな生きものたちの不思議なくらし (甲斐信枝著/福音館)


〇びっくりどうぶつ フレンドシップ (ジェニファー・S・ホランド著・畑正憲訳/飛鳥新社)

〇新美南吉童話集 (ハルキ文庫)


〇ネコになりたかったクモのルイージ
(作: ミシェル・ヌードセン 絵: ケビン・ホークス 訳: 福本 友美子/岩崎書店)

長井さんありがとうございました。
これからも、自分のペースでやっていきましょう。
今回のリレーは、目黒の倉辻から杉並は南阿佐ヶ谷の長井さんでした。


■きんじょの本棚店主寄稿

 No.6 なかまちパン店【東京都町田市】管理人 大塩ひな

『本でまちと人をつなげようプロジェクト!』

こんにちは!きんじょの本棚なかまちパン店管理人ひなです。

小学1年生の頃から、
本棚管理人をはじめ町にたくさんの知り合いが増えました。

その繋がりから、いろいろなことにチャレンジさせていただき
気がついたら4年生。
管理人になって3年半が経ちました。

楽しいことがいっぱいのきんじょの本棚。

本を通して広がる世界をもっといろんな人に知ってもらいたい、
伝えたいという思いでプレゼン大会に挑戦しました。

スタートアップJrアワード2023 プレゼン大会

テーマは本でまちと人をつなげる!こどもも大人も面白がるまち、です!
この大会、本当にすごいんです。
過去に賞を取った小学生はみんな社会で活躍しています。

そんなプレゼン大会で、私ができることはなんだろう、
私らしくプレゼンするってどういうことだろう。

いっぱい悩みました。

そもそも、私のテーマ、
本でまちと人をつなげるってビジネスとはちょっと違うのでどのように、
何をプレゼンすればいいのかわからなかったのです。

伝えたいことや思いは、胸いっぱいにあるのに、
それをどうすればいいのかわからない、
本当に難しかったです。

それでも、なんとかカタチにして一次審査、二次審査を通過し、
決勝大会出場が決まりました。

決勝大会では、作った資料をブラッシュアップして
もう一度自分と向き合い考えました。

まちの皆さんにも協力していただき出来上がった資料、
とてもよいものになりました。

ファイナリストとして出場した決勝大会、
思っていたことばがスラスラでてきて、緊張よりとにかく楽しかったです。

結果、嬉しい特別賞!!

本でまちと人をつなげる、わたしがやりたいこと、わたしができること、
これからも本棚を楽しみながらいろんなことに挑戦していきたいと思ってます。

【第5回スタートアップJr.アワード2023決勝大会】

ひなさんのプレゼン動画も、ぜひご覧ください!


■『信州きんじょの本棚交流会』

3月20日、長野県安曇野市できんじょの本棚交流会が行われました。

果たしてどんな会になるのか!と思い、
ワクワクで参加したところ、当日は春分の日にも関わらず、まさかの雪。

開催されたイラムカラプテの前の草原は見事に大雪原になっていました。

そんな中で行われた交流会ですが、
長野県内や東京など、8ヶ所の本棚店主が集まりました。

#115 水晶の森 信州安曇野1号店
#158 ひつじ屋店
#197 出居番丸西店
#198 にわにわ自然養鶏場店
#200 さんかくヒュッテ店
#217 チョコチップ店
#222 ありあけ舎店
#4 本店

また、これから本棚を開きたい、という方も急遽参加され、
突如きんじょトークが始まるなど、これからの広がりを感じる場面も。

夕飯は参加された方々が持ち寄った、身体が喜ぶおいしいおいしいご飯たち。
カレースープ、キッシュ、パン、ロールキャベツ、モツ煮、フムス………。

イラムに住む皆さんとも一緒にいただきました。
(イラムの皆さん、あたたかく迎え入れてくださり、
本当にありがとうございました。)

イラムカラプテのすてきな雰囲気と薪ストーブの暖かさのおかげで、
自然ととりとめのない話をしてしまう、穏やかな交流会となりました。

本棚の店主をされている方々はどの方もとっても魅力的で、
「もっとお話ししたい」と思う方ばかり。

交流会を終えた今、改めて思うのがきんじょうさんがよく言っている
「結局人が好き」という言葉です。

なんで本棚をやってるの?

どんな本が好きなの?

本棚をやっていなければ他の店主の方々と繋がれなかったのかと思うと、
改めて始めて良かったなと思います。

安曇野という地で、同じようにきんじょの本棚という活動をする仲間が居て、
今日も大切に本を並べている。

そんな思いを馳せることができる、とても豊かな時間でした。

次の日はぐんと気温が上がり、雪もお昼前にはすっかり溶けました。
次は新緑の山々を見に、
そして新たな本を携えて、遊びに行きたいと思います。

またどこかで交流会が開催される際は、皆様と会えるのを楽しみにしています。

文/No.200 さんかくヒュッテ店 いまむら

■新規登録店

 227.日本サマーヒル・アカデミー店[神奈川県座間市]
 228.Uchiの店[東京都杉並区]
 229.森のテラス店[北海道野付郡別海町]
 230.manaya*香音店[長野県大町市]
 231.相談いこう店[長野県松本市]
 232.いろどり店[神奈川県相模原市]
 233.彩りの庭店[東京都町田市小山町]
 234.けぃとぷぅとももの家店[町田市成瀬台]
 235.さいとうさんち店[町田市東玉川学園]


■お知らせ

 ◆メルマガのバックナンバーを閲覧できるようになりました。
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  ホームページ「はじめかた」をご案内下さい。
  


□編集後記

今回の編集後記は、沖縄からクレーポ店さだのです。
本棚店主の皆さま、メルマガ13号目はいかがでしたか?

あれ?

編集後記、いつもの岡さんじゃないの??と
気づいたあなたは、流石です!

私も毎号、岡さんの編集後記を楽しみにしてた一人です。

やっぱりシメは、岡さんの言葉でまとまるなぁ!
と毎回、関心してました。

それが今回、ひょんなことから
私が編集後記を書くことになるなんて!!

岡さんファンの皆さま、ごめんなさいm(__)m

今年の2月、岡さんが北海道旅行中に
まさかの氷の上で「すってんころりん、すってんてん。」

左手でしかパソコンが打てない状態になったのは
ここだけの話です。。。

今回の店主リレーで、長井さんも

長続きのコツは
「自分のペースで、無理をしないこと」だと教えてくれました。

このメルマガも今後、2年、3年と継続できるように、
編集部みんなで協力していきまーす。

店主寄稿は、本棚店主最年少
なかまちパン店の管理人ひなさんでした。

ひなさん、プレゼン大会『特別賞』おめでとうございます!

話の構成もかなり練られた、これぞプレゼンテーション★
ひなさん、中身は大人じゃないの?くらいの
ほんと、完璧なプレゼンでした!

始めのキャッチコピーや質疑応答の堂々とした受け答え
何より声がステキです♪

これまでの経験や積み重ねが結果になって嬉しいですね。
おめでとうございまーす!!

信州での店主交流会は、
大雪原の中、美味しい料理を囲んでワイワイ♪

いまむらさんのレポートも
イラムカラプテの温かい様子が目に浮かびます。

きんじょの本棚はじめて良かったですね!

きんじょうさんの人と人を繋ぐ力のおかげで
安曇野だからこその景色を楽しみつつ
またとない1日だったと思います。

そのおかげもあって、交流会に飛び入りで参加された2組が
早速、新規登録いただいてます。
 
 230.manaya*香音店さん[長野県大町市]
 231.相談いこう店さん[長野県松本市]

長野もどんどん、着々と増えますねー。嬉しいです!

そして、信州の交流会をレポートしていただいた
「さんかくヒュッテ店」いまむらのぶこさんが

メルマガ編集部に仲間入りでーす!

新メンバーと共に、これからも
きんじょの本棚の活動をお伝えしていきます。

さぁ、4月も始まって
新しい風を感じるこの季節

本棚店主の皆さまも、
それぞれのペースで楽しみましょう★

これからも、
きんじょの本棚(R)をよろしくお願いいたします(^-^)/

【きんじょの本棚(R)メルマガ編集部】
 きんじょの本棚本店
 夢想読書会@Ond店
 さんかくヒュッテ店
 ひるずかぼう店
 カフェ・クレーポ店

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きんじょの本棚(R)メルマガ編集部 mm@kinjonohondana.com
きんじょの本棚(R)事務局 info@kinjonohondana.com
きんじょの本棚(R)ホームページ https://kinjonohondana.studio.site/
※メールアドレスの変更などご不明な事は事務局へお問合わせください。
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