【外国為替とは】

 前回、お金を直接受け渡しすることなく取引をする為替の歴史について共有しましたので、今回は経済の面で大きな問題となっている外国為替についてです!

たかや:前回の話を踏まえると、国境をこえて、お金を直接ではなく、間接的に、取引を行うのが外国為替ということか!さらに外国為替の特徴として、通貨を交換することが挙げられるね!例えば、アメリカの企業から日本の企業が商品を買うときに、決済通貨が米ドルに設定されれば、日本企業は持っている日本円を米ドルに交換しなければ商品を買えないことになるってことか!!

 全部言っちゃうじゃん。何も知らないキャラ設定じゃないのかよ。キャラブレブレだよ。

たかや:ちょっと何言ってるかわからないな。

 なんでわからないんだよ。ちなみに通貨を交換する場所が外国為替市場で、交換には為替レートという通貨の交換比率が設定されています。
 さてここからが問題です。為替レートはどのように決定されるでしょうか。

たかや:ルーレット

 おお。急にバカになるじゃん。正解は「その通貨を買いたい人の多さ」です。(http://www1.meijigakuin.ac.jp/~iwamura/class/intl_finance_2014/intl_finance_2014_chap01.pdf)
 そもそも、基軸通貨といって、国際取引の際に、米ドルを基準とする制度が定まっているために、為替レート=米ドルの価格となります。他の国の通貨の価格はこの米ドルの価格をもとに決められます。つまり、米ドルの価値に変化があれば、他の国の通貨の価格にも変化を及びすということです。

たかや:そもそもなんで米ドルが基軸通貨なの?
 
 これは経済の話と合わせて、次回以降に詳しく共有しようと思いますが、完結には世界大戦の勝者だからです。話を戻して、ここからは米ドルの価格が変化した場合、どういうことが起こるかを説明します。例えば、現在のアメリカはコロナからの経済復帰の早さから好景気とされています。(好景気の詳しい理由は要望があれば共有しようと思います!)そこで投資家の人たちは「調子のいいアメリカの恩恵を受けるために米ドルを買っておこう」という発想になります。

たかや:ドルを持ってるだけじゃ特にはならなくない?日本じゃつかえないし、、今度近くの駄菓子屋さんでどさくさに紛れてドルで払ってみようかな。

 だめです。日本では使えなくてもいいことは大きく2つあります。1つ目は投資のしやすさです。例えば、現在のアメリカの好景気に乗じて、業績をあげてきたアメリカ企業があるとしましょう。(今だったらシュルンベルジュなどです。https://diamond.jp/zai/articles/-/295507)この会社に投資をして後々恩恵を受けたいとなれば、投資には米ドルが必要になります。2つ目は金利の上昇です。金利とはお金を預けてくれた人に対して銀行が支払う報酬のようなものです。この2つの要因で米ドルを買いたい人が増えます。しかしお金には限りがあります。つまり、米ドルを欲しい人はすこし高い値段をつけても有限の米ドルを買おうとします。この米ドルのように、価格がどんどん上がってことが通貨の価値が上がるということです。一方で支払いに使われる通貨はどんどん世の中に為替市場に放出される、つまり欲しい人が少ない状態になるので価格がどんどん安くなっていきます。

たかや:スーパーで売れ残っている商品が割引されているのと一緒だね!

 残酷なことを元気よく言うね。そういうことです。そしてそれが今の日本円の状態で、日本の価値です。今回はここまで!次回は日本円・日本の価値が下がると自分たちの生活にどんな影響があるのか、そして政府の為替介入はなんのために行われたのか共有したいと思います!

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