2023年 第8戦 フジサンケイレディス クラシック
今年も初優勝の舞台となった川奈
勝ったのは神谷そら。川﨑春花や尾関彩美悠と同い年の2003年生まれ。最終日首位でスタートし、4Hのイーグルで一気に走るかと思われたが、9〜12Hで3つ落とし安田祐香が首位に。しかしその安田も難関17H、18Hをボギーとし終戦。18Hのパーパットは(結果優勝にはならなかったが)決めておきたかった。昨年からの成長は感じるが追撃に迫力がないのは変わっていないように思える。さて一度死んだ神谷だったが14Hと17Hのバーディで-5、再び首位に立つ。2位岩井千玲を1打リードし、最終Hのティーショットはフェアウェイど真ん中。前の組の千玲は優勝のためバーディが必須となったがまさかまさかのボギー。これにより神谷はボギーでも優勝とずいぶん楽になった。(実際は割としびれる距離のボギーパットがウイニングパットに)
ティーショットが定まらない苦しい中、要所を締める粘りのゴルフだった。一瞬視界から消えて一気に追い抜くスリップストリーム的な勝ち方、これは強いぞ(スピーチはとても素朴でかわいかったが)。昨年川崎が初優勝でメジャーを獲ったときと同じ印象。さらに飛距離を武器に持っている。数年後は間違いなく米ツアーに行って活躍することだろう。
それにしても「川奈、お前もか」である。土佐、葛城に続き名物の「風」がやさしい3日間だった。
●菊地絵理香、Today -2で18位Tフィニッシュ。エンジンかかってきたかな?
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