見出し画像

2023年 第1戦 ダイキンオーキッドレディス

2023年開幕
優勝は申ジエ。
最終日前半で追いつかれるも、バックナインを執念の連続パーセーブで逃げ切り。2年ぶりの日本ツアー優勝、そして通算27勝目、永久シード権獲得まであと3勝となった。昨季ジエは優勝がなかった。両肘手術からわずか2ヶ月ほどで実戦復帰したものの、4日間は元より、3日戦うのも体力が保たない。それからジエは体力アップに励み、今オフに完全に体を仕上げてきた。彼女の優勝への渇望について昨年9月の選手権の項で書いたが、あの試合で感動をもらった一方で、正直もう勝てないのかもしれないとも思っていた。しかし彼女は勝った。プロフェッショナルとはそういうことだ。それが全てである。
試合は水物、結果はいろいろだ。しかし、オフに何も積み重ねなかった選手には最高の結果が訪れることはほぼないと言える。意地悪な見方ではあるが、今オフにメディアの露出が極端に増えた選手の調子にもひっそり注目しておきたい。
[他トピック]
●比嘉真美子が予選通過&イーグルフィニッシュ。最終日笑顔でホールアウトする彼女を見たのはいつ振りだろう
●鈴木愛、昨年の大王製紙レディスでの完全復活はホンモノだったのか
●昨年ツアーを引っ張ったベテラン四天王の上田、藤田、青木は良いスタートを切ったが菊地が1R後棄権。そういえば昨年3月のTポイントでも同じく1R棄権だったか。春先の優勝が続いて「春娘」などと呼ばれていたのはもう昔の話

追記
JLPGA公式に良いハナシが掲載されていたので引用させていただく。

22年は両ひじの手術など、久々に勝利から遠ざかったシーズン。今季の目標を「けがをしないようにシーズンを送ること」を最初に掲げた。振り返れば昨年の大会では、「今だから」-と前置きし、こんなエピソードを明かす。「実は去年の最終日、スタート前に棄権を考えた。ただ、同組はアマチュア2人。どうしても一緒にプレーをしたかった。それが私の責任。でも、出場したものの、プロになって初めて80台のスコア(81)でした」という。 ちなみに、同組でプレーしたひとり、荒川怜郁は今回がプロデビュー戦。心があたたまる、ちょっといい話だ。

JLPGA公式ページより


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?