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ユレニワ定期公演「エロスvol.1」

定期公演、毎月ワンマンライブ

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発表を聞いた時は、とんでもないことやるなあ、と思った。それと同時に、面白いことをやろうとしてる彼らへの期待も大いにあったけれど。

そして今日、はじまりの日、6月8日。

彼らの魅せる音楽は、掲げる「エロス」に似つかわしく、泡沫の幸福と愛を与えてくれた。

オープンして入るとピンク一色のライトに照らされたステージとフロア。
さながらレンタルビデオ屋の18禁コーナーだろうか、それとも愛の象徴だろうか、「エロス」の題を彷彿とさせるその空間はなんだか妖艶で、それでいて高揚した。

そして開演時間になると流れる無機質な女性の声のアナウンス、映画かビデオの始まりの警告文のようなそれで、一気に「エロス」の世界に惹き込まれる。

そしてメンバーが出てきて音を鳴らしはじめてからは、ただただ圧巻だった。彼らの世界観を纏って、音楽に漂って、愛を浴びて、あっという間に終演が訪れた。

終始ステージに映し出されていた映像もまた、彼らの音楽を引き立てていた。開演前の演出も相まって、ひとつの映像作品のように紡がれる音楽が、愛おしかった。

「エロス」という物語か
「エロス」という作品か

わたしの憶測でしかないが、それは愛の物語で、愛のメロディで、愛の叫び。そんなユレニワの音楽の爆弾、爆発、エロス初日はそんな日だった。



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