電車の端っこの席らしい

よくわからないが良いらしい。
世間知らずというか、感覚がずれているのかもしれないが、よくわからないものがある。

それは電車の端っこの席だ。

今もすでに座れている男が端っこに座る人(私の隣にいた人つまり私は端から二人目に座っている)が席を立つとわざわざ席を立ち端っこの席に座った。今まで座っていた人よりいくぶんふくよかな彼の肉圧を受けてこんな暑い日はうう…と少し心の中でうめく。

普段あまり電車に乗らないが、乗ると割とこういう人がいて不思議なもんだなと思う。端っこはそんなに良いものなのかと先に座られてはじめて気になるのだが、おそらく過去には端っこに座ったことくらいはあるのだろう。電車の座席には座れるか座れないかの違いしか認識できなくて、わざわざ移動して座る人をみて、その時には特別な席に見えて興味を持つが、たぶん座ったとて変わり映えはしないのだ。記憶にないのだから。

私は基本、席の移動はしない。するとしたら私が移動したらカップルが座れるような時にずらすことが可能なら隣にずれることはある。自分自身が端っこに触れるタイミングで端っこを目指して移動はしない。してもいいなとこういう時に思うが先を越されておお、と思い出す始末なのでこの願いは成就されないままだ。

私にとってのミステリーゾーン、電車の端っこの席。いま彼が席を立ったとしても移るのか。うーんどうかな。やはりどうでもよい気がしてしまうな。

気になるが試したくもない。我ながらどうでも良いことをわざわざ書いておるなあとも思う。

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