人体飽和

臓腑の底に空を魅る、雲ながれ、嵐の吹き荒ぶ。
月の煌々とする胎もあれば、月待ちのものあり。
 
 
 
後は深くこだまを吸うようにとまれば粗粗、
おなじくして人体の飽和と為す。

唯、向かう。それが
理想でないにしろ、理はない。

暇が意図なく恋をするようなものだ。