然うして空腹をまつ。

月も消えぬ明けの時分に誕生日の規則性と確率を試算していた。理由は暇だったから。

しかし、数字の羅列が蔓延した世界では当然にだれかが、それを既に知っている。果たして無意味だろうか。
 
 
気づきとは、然うして生まれ死ぬ。

明けてみれば月は見えず。