2018年12月の記事一覧
相好の花、萎れはぶるときほど死中に生む。
胸が淀む。判然とせずにあるものが、なにかは判然としている。相対性であると、そこにリベルタスは創造されるも、それはリーベルタース。無を知ることは出来ない。ひとでも、金魚でも。唯、じっと心を潜ませ、宥めすかし、そうして待つ。待つのは冬。冬が好きなんだ。ずっとそうしている、皆が冬眠を
クリスマスのあはれ
サンタクロースにクリスマスの年間パスポートを願うも叶わず。また一年を遣り過ごすでしかない。
手始めに、まずはクリスマスをやり直そう。時戻らずとも鍋のなか灰汁を掬うことは出来るだろう。
もうじき降るものを鍋に溶かせばいい。
安価なスジニクはいとほし思わせ舌を衝く。風雪紋のそれと似て、
クリスマスの途上。
世界にクリスマス休戦を
今日は蜜柑を食べた。甘くない蜜柑、檸檬よりすこし甘い蜜柑。こころの目方を気にして、秤にはのらなかった。おとついくらいには、三升ほど足りなくて困った。
こゝろ吃音
彼のリズムは心地好い。それを世では吃音という。
そんな彼は、わたしをこゝろちゃんと呼ぶ。
彼に言わせれば、わたしはこゝろ吃音。
わたしのこゝろリズムは、心地好い。
いつものラーメン屋さん、今日は何にしようか。
いつもの店員さんは、わたしの声を屈んで探してくれる。
店長さんは、わたしの目をみて、
音の無い会話をしてくれる。
ごちそうさまを知っていてくれる。
こゝろ吃音。