😌今日の終わりに😌

　神戸の震災から28年。
　私は今日も、いつもの暮らしを送るにことができた。

　今日がなんともありがたくかけがいのない一日であることに感謝して、28年前の冥福を祈った。

　私がつつがなく送れる日常をもっと大切にしたいと思った。

　1月に入り、新しい年は私との相性も良いらしい。

　夫と母が目を光らせてくれているので、体調も安定している。

　疲れたら早めに寝ることも休むこともできる。

　時々振り返る。もしも別の道があるとしたら、今の出会いの全てが無いと。私にはこの道だけがあったのだろうかと。

　今たどり着いての答え。

　私は若い頃から未来を感じていた。そして希望を持っていた。その未来とは今であると。
　
　具体的に言えば結婚を機に、私の思っていた未来が始まったと。

　28年前、私は半年前に兄を失っていた。

　兄の人生は、そこで潰えた。

　残された私はあの頃、進学することで乗り越えようとしていてその夢が叶えられない現実と向き合っていた。

　神戸の街が壊滅的に、壊れてしまっていたのを遠くで感じていた。

　復興した神戸に行ったのは、それから随分と年月が過ぎていた。

　洋品店のスタッフが関西弁を話さないことに驚いたりしていた。友達や家族以外の場では関西弁を使わないと、オフ会で会ったネットで知り合った子に教えてもらった。

　いくつもの時代が過ぎて私はいくつかの転職をしてここにたどり着いた。

　何度も問いかける。

　別の道は無かったのかと。

　逝ってしまった兄と。残された私と。

　兄に言えること私は幸せです。それが答えの一つなのだろう。

　私の道はまだ途上でどこに、たどり着くかもわからない。

　「幸せ」もう一度つぶやいてみた。

　夫でないとだめな場面をいくつも乗り越えてきた。だから、たぶん答えは、正しかったと思いたい。

　神様、私は生きています。そして幸せです。あなたの敷いてくれたレールはそれはきつかったけれど美しいものでした。

　私は生かされています。

　問題も一つも起こらずただ朗らかに生きています。

　もう一度感謝を伝えたいです。

　あなたが見せてくださる世の中が険しく美しいことを私は教えていただけました。

　私はこのままずっと今が続くことを祈り、願っています。

　兄は去りました。

　兄のように私を思い、フォローしてくれる夫と出会い幸せになりました。

　神様この際なぜは聞きません。

　私には知らないことが多くあり、知らないままに、生き続けています。

　一つの答えとして幸せであることは大きな答えだと思います。

　あなたに導かれてここにいます。

　安心と安らぎの中。

　限りある時間の中でそれを依り代にこれからも生きて行きます。

　あれから28年が経ちました。

　私は3年ぶりにクラス会に行きます。

　3年、長い日々でした。そして幸せな日々でした。

　今年の期待値は、高めです。

　私の暮らしは良くなる傾向にあります。