Maxの探求① Maxの概要
Maxの誕生
1986年、フランスのIRCAMによってMaxの開発がスタート。1989年にMIDIを中心とした機能を搭載し、オブジェクトとパッチコードによるグラフィカルなプログラミングスタイルのアプリケーションとして完成された。
MSP、Jitterとの統合
1997年にMSPが登場。MAXにデジタル信号処理(DSP)機能を追加したことで、MIDIや外部機器に依存せずにコンピューターの内部で音を直接生成できるようになった。つまりMSPによって音源としての機能が備わったと言えるだろう。
2002年、Jitterが登場。映像をはじめとするマトリックス処理が可能となる。
つまりMaxという開発環境に、MSPが追加されてオーディオ処理が可能になり、Jitterが統合されて映像も取り扱えるようになったということだ。
Maxの特徴
MAXの特徴、それはMAXが「プログラミング言語」であるという点だ。ソフトやアプリケーションではなく開発基盤であり、「道具を作るための道具」なのである。
プログラミングスタイル
Maxではオブジェクトとオブジェクトをパッチコードでつなぐことがプログラミングとなり、実行することでオブジェクトからオブジェクトへとパッチコードを通してメッセージが伝達され、処理が行われる。
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