あとがき

退職した父が突然、「歴史小説を書く」というやったこともないはずのことをし始めたの。

そんで自費出版までして、突然「作家先生」始めたの。


そしたら、なの?


しばらくしたら、自分も突然、書いたこともないはずなのに

5万字超の準長編を、突然一本書き上げてしまったの。


これは…父の影響?なの?






父が始めたら自分も急にそうなって、びっくり。

こういうのも、父親から流れてくる祝福……なのでしょうね、たぶん。



執筆のきっかけは、ある日曜日

夏休みの宿題なのでしょう、ミッションスクールから教会の礼拝に参加した

中学生の女の子2人組がいました。

彼女たちの姿を後ろから見ていて、ふと

「彼女たちの視点から教会はどう見えるんだろう。
 これ、小説にしたら面白そうだな。」

そんな思いが浮かんで来ました。


で、数ヶ月間の中で時間をみつけて、1回に1章ずつ、

時には寝食を忘れて没頭し

ほぼ12回の執筆で書き上げてしまいました。


当初はざっくりとプロット(筋)を考えていたのに

書いている途中で、自分が意図した筋からキャラクターたちが勝手に

ずれるわ、ずれる

特に8章の性の話に踏み込んだ時は

「おいー。俺、性の話とか苦手だし。
 これどうやって収集つけるんだよー(汗)」

と本気で思いました。


不思議とキーボードを打つ手は止まらず

最後に何とも美しい着地を見せてくれたのは、自分にとって驚きでした。

…これ、ホントに自分が書いたのか?

文字通り、イエスさまが一緒に執筆してくれたんじゃないか

そう本気で思えるレベルでした。


そんなこんなで、「えいやあ」で出来上がってしまった小説ですが

楽しんでいただけたでしょうか。

感想やご意見などいただけたら幸いです。



このお話はもちろんフィクションですが

その多くは自分が見聞きし、体験した事実に基づいています。


多くの人が足を踏み入れたことがなく、未だ謎に包まれている(?)

プロテスタント教会の姿を、

人生にとって大切だ、と思える言葉たちを

そして、自分が大学生の頃に出会ったイエスさまというお方を

小説を通して少しだけ垣間見てもらえたら嬉しいです。



2017年5月2日 午前3時

たい



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