常田'sストーリーから見るKingGnu

2022年の10月1日〜2日に、Instagramで常田さんがストーリーにあげた件について思ったことがあったが、Twitterだと到底文字数が足らないので簡単にブログに気持ちをまとめておこうと思う

常田さんのあげたストーリーの文章全文

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日記
最近五億年ぶりにテンパレイの小原リョートにたまたま飲み屋で会った。
出会った時から今の今まで一点の曇りなくアーティストとして心からリスペクトしている数少ない仲間

話の流れからヌーの話になり KingGnuの真骨頂はIt's a small worldと千両役者だろと言われた。俺の個人的で素直な感覚と一緒だった

ここ数年自分の感覚に蓋をする事に慣れてしまったのか?
知らない内に人との違いを恐れるようになってしまったのか?
一体誰の為に俺は音楽を作っているのだろうか?
何年もブレずに粛々と硬派な活動をしているリョートの顔を見たらとても嬉しく、頼もしく、そしてなぜだか悲しくもなった。

いつだって最大限ベストを尽くして生きてきたつもりだが 取り巻く物事が肥大化して複雑になりすぎている。
少年のようにシンプルで良いはずなのにね。

ありがとうリョート
永遠の悪ガキよ

東京ドームは照れるから観に来んなよと言ったがやっぱり東京ドーム観に来いよ

おわり
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誤解してほしく無いのは

最近だって
タイアップだろうがなんだろうが
心の底から今のリアルな思いで、言葉で、リアルな音楽を鳴らそうと努めてる

間違いない

次出す新曲を楽しみにしててほしい

今まで以上に色々なものを背負った強い曲が作れたと思うんだわ
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五億年ぶりに て。僕らやん。
たまにインスタのストーリーで語るやんする常田さん 今回の件については言及するしかないよ。

僕がKingGnuを知ったのは白日がリリースされた辺りで、その時の第一印象は兎に角奇抜で独創的で取っ組み辛い軍団。
白日の神秘的な世界観、井口理の恐怖の階段芸、グループのヤ○ザ感、どれを取っても他にはない魅力があった。
特に常田さんの作る楽曲がどれも奇抜で、Tokyo Rendez-Vousが最高にロックだと感じたことを思い出す。
それこそIt's a small worldのようなしっとりした曲から千両役者のような常田メガホン歌唱曲まで色んな曲があるのがすごい。

僕からしたら今でもKingGnuは独創的なグループだが、常田さん的には自分たちの作りたい曲、やりたい音楽をすることからいつしか世間受けを狙った曲作りの思考になっていたのか。
最近はCM、ドラマ、映画、アニメの主題歌と続々タイアップ曲がリリースされていて、そのイメージにあった曲を作るようになったことが重なって自分の感覚に蓋をすることに繋がっているのか。
少し前、締切に追われている旨のストーリーをあげていた記憶があるが、そういった慌ただしい毎日ではゆっくりと自分たちの音楽について考える時間も少ないのかもしれない。
そんな中でテンパレイの小原リョートさんから"KingGnuの真骨頂は〜"という話をされたことが常田さんにとって忘れていた何かを思い出すきっかけになったのだろう。
僕はもうすっかりKingGnuのファンなため、新曲が出る度に絶叫する自信しかない。最新曲の雨燦々も世間受けが感じられる曲だなと思ったが、今までKingGnuにはなかった系統の曲▶︎神 となっていたため、これからももっと色んな系統の曲を自由に書いてほしい。全部好き。
リョートさんにとっても常田さんにとってもその2曲がKingGnuを表す曲だと言うのなら僕も毎日両方聞こうと思う。

僕はKingGnuが作り出す世界観も、ライブでの演出も全部好きで、それらを通してKingGnuのやりたい事、考えてることを覗くのが好き。だから、色々複雑なところはあるだろうけど、常田さんには今後とも自分のやりたい事を自由にやって欲しい。その度に僕はKingGnuを覗く覗き魔と化すので。

今回話題に上がった2曲の歌詞を一部抜粋して、長々とした独り言を終わろうと思う。

「It's a small world」
大人になんて なりそびれたままでいいの
勝手に 世界が回っても

「千両役者」
好き勝手放題の商売
勝敗なんて興味は無いや
青臭い野暮臭い生涯を

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