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NHK党は人の期待を何だと思っているのか?

 ガーシーには失望した。トルコに行った時点で怪しいとは思ったが、やらかしてくれた実に残念だ。逮捕が怖いらしいが、その逮捕自体を支持者が批判してガーシーを擁護してくれただろう。それに微罪逮捕や別件逮捕という警察の常套手段を批判するチャンスでもあったのだ。それに陳謝の場でのガーシー砲炸裂という期待を裏切ったのは許しがたい。陳謝と同時に「ロシアのプーチン大統領は植毛つまりハゲ」「大阪市長の松井一郎はリーゼントのカツラをしているつまりハゲ」「立憲民主党の小西洋之は鉄製のカツラをしているつまりハゲ」とやってもらいたかった。国民はこぞって大絶賛しただろう。
 何よりもNHK党。私は別に支持者ではないが、ある一件からこの党には少なからぬ期待を寄せていた。それはコロナ禍当初、政府与党は金持ちや老人、業界団体にばかり顔を向けて真に国民の顔を見ようとはしなかった。やった事は彼らに有利に取り計らい、我々にはマスクしろ自粛しろであった。野党各党もそれに倣った。それを打ち壊そうとしたのがNHK党であり党首の立花孝志だった。マスクもしなければワクチンも打たない私にとって、マスクと自粛に辟易としている国民にとって救いとまでは言わないが強い励ましになったのは間違いない。「NHKをぶっこわす」ばかり強調して伝えられるが、マスクと自粛に強く異を唱えた立花の姿を決して忘れてはいない。ゆえにNHK党には今回の件で収拾をつけて既成政党の怠慢振りを世間に広めてほしかったのだが、こういう結果になってしまった。幕末期に尊攘志士が熱い期待を長州藩に寄せたように、我々の熱い期待をNHK党は何だと思っているのかと聞きたい。


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