【脱がせてもらっている時間は時間に含まれていないと思っていたでござる ⑥肉うどんのはなし】
「お!おすおす」
「もう最悪でござる!これでいいでござるか!」
顔を真っ赤に染め、甲冑を分けて持った男が息を上げながら俺に話しかけてきた。
「じゅーぶん時間稼げたで。これであの子の予約が少しずつ遅れて、事故に遭わずに生きていけて、ちゃんと後世まで命がつづくんやから。」
「周りの人にも変な目で見られて、こんなの、こんなの地獄でござる」
「これで子供助かるんやからええやろ?やすいもんやで」
「お前はやってないから言えるのでござる!」
大きい声を出しているからか、甲冑を脱いでいるか