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星の物語 冒険の解説書 その一

2020年12月12日にデジタルシングル「星のVENUS」と同時発表しました、
SANA x HIROAKI による電子書籍&紙書籍「星の物語」。

今作品の書籍は、昨年2020年の後半は本当に全エネルギーを費やした作品となりました。
原案、構成などは僕が担当しまして、物語の詳細の執筆はSANAさんが担当しました。

今回はネタバレしない程度に色んな解釈、僕らが物語に込めた想いなどを書いていこうと思います。

◆主人公の少年について

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当初、自分の名前すら必要ないと思っていた少年シルバ
なので彼は冒険の途中まで自分の名前を忘れています。
シルバは物語の主人公であり、読者も少年と同じ目線で、様々な惑星への冒険へ出かけます。


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彼と冒険を共にするのは夢気球と呼ばれるバルーン。
この夢気球の浮上する原動力は、乗るものが持っている願望や描いている夢の強さが気球を浮上させることが出来ます。


ここに込めたメッセージはまさに現実の僕ら人間と共通するものです。

何かを成し遂げるには、先ずは心に描くこと、想像力を育てること。
そしてその描いた夢に向かう思いの強さが、一歩ずつ夢を実現させていくという共通点ですね。
行動する原動力は、先ずは自分が望む事、という事です。

当初、恋物語風のストーリーを一番最初に考えたんですけど、
僕は作品を執筆しながら「この作品は最終的に誰に読んで欲しいのか?」をずっと考えていたんです。
そしたら僕は将来、自分の子供が物心ついた頃か小学生くらいになった時に、読んでもらいたいなって思ったんです。

そう考えたら数々の惑星を巡る度に、人生にとって色んな大切なことを吸収していく物語の方が良いと思って、一度白紙に戻して、全て原案を書き替えました。

なので惑星の名前も「金星」とか「木星」とか実在のする宇宙の惑星じゃなく、「友達の星」とか「価値観の星」とか何処か遠い不確かな宇宙のシナリオにしようと思ったんです。
宇宙そのものも人類はまだ数%しか解明出来ていないわけですから、残りの90%の何処かに、こういう星もあるかも知れないっていうね。

ファンタジーものですけど、どこかにリアリティや共感する部分を残したかったわけです。

調べたら実際、気球って宇宙空間を理論上は旅をすることも可能みたいなんですよ。もちろんその為には色んな問題をクリアしなきゃいけないみたいなんですけど。

少し話を物語の方に戻しますと、少年が冒険に出た理由については
読んでるうちに分かると思いますが、
我々、人間もいつも何かを探しているんですよね

美味しい料理を食べる食材を探してたり、調味料を探してたり。
良い音楽を探してたり、思い出に浸れる何かを探していたり、
例えば旅行に行くのにしても、良い温泉を探す旅だとか、良い景色を見たいとか、そこでしか味わえない感動や気持ちを得るために旅行もするわけで、
あてもなくフラッと旅に出たとしても、結局、人は何らかの得たい感情を求めているわけですからね。


本作品の序章では、少年が夢気球と共に冒険へ出るまで、作中はかなりコンパクトというか、1~2ページで短い文で、いきなり冒険に出ちゃう流れになっています。

これは本を開いた瞬間から、既に新しい世界へ足を踏み入れている
みたいな表現です。

こういう細かな流れとかも実は僕と共同著者のSANAさんの色んな策とか思いが詰め込まれています。

まだ読まれてない方は是非、電子書籍か、紙書籍版で読んでもらえると嬉しいです。

内容の目次

目次
◆-星の物語-
・シルバの冒険
・第一の惑星 天文観測の星 
・第二の惑星 時間が生まれた星
・-変化の星雲、視野の星々-
・第三の惑星の衛星 友達の星
・第三の惑星 価値観の星 
・第四の惑星 美しさの星 
・第五の惑星 記憶の星
・第六の惑星 取引の星
・第七の惑星 挑戦の星 - 前編 , 後編 -
・第八の惑星 実現の星 
・最後の惑星 
  愛の星 -What is love?- SANA's Story
  愛の星 -二つのメロディ- HIROAKI's Story

◆登場キャラクター
◆星の物語 制作チーム


今日はこの辺で。次回は最初の第一の惑星に込められた世界観や思いなどを解説してみようと思いますので、お楽しみに ♪


「星の物語」(電子書籍版)&(紙書籍版)


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