木曜会レポート20170622

今回も以下の内容で勉強会を行いました。


実技→類経輪読→方術説話


実技は毎回、テーマを持って取り組む事にしています。

私は患者さんの「変化と反応」をよくみて実技に取り組みました。

今回、実技のペアの方は以前、私の実技の練習の次の日に、体調を崩された事がありました。

原因として考えられるのは補瀉や手技のやり過ぎだ思います。

そのため、今回は患者さんの些細な変化(筋肉の緩み方や補瀉)に気をつかいながら、手技も少なめにして実技に取り組みました。

まだまだ、補瀉に関してはどの程度までして良いのか難しいのですが、筋肉の張りや緩み方がほどほどにして今回は終わるという形にしてみました。

その中で以前からレポートに書いてある全体なスムーズな流れや触り方など細かい所も忘れず意識して実技に取り組みました。



類経は新しい章に入りました。

脉色類の第一回と第二回の途中までを輪読しました。

今回の主な内容は診察です。

印象的に残ったのは「平旦」の太陽の動きと人の営みについてです。

古典医学は陰陽で考えます

ここでの平旦は水平線に太陽がでてくれば「陽」水平線より下が「陰」となります。

人は太陽がてできて陽が盛になるにつれて活動的になります。

そして太陽が沈むにつれて陰が盛んになれば眠たくなり寝ます。



脉を診る際は健康な脉を知ることにより他の事がわかります。

また、身体の内と外の状態をしっかり把握する事により診断ができます。

病理を考えずに腹診や脉診でそれぞれで「証」が違う事や単純に肝虚・肺虚・脾虚・腎虚だけに分類せずに、総合的に診断して寒熱の波及などを考えて「証」をだす事が大事になります。


当然の事のようですが、今のようなネットや本が沢山ありふれていない時代に、陰陽を交えて太陽の動きと人の営みを関連した考え方は凄いと思います。

ごく当たり前な事が、昔の古典にも書かれていると陰陽に関してより理解しやすくて、日頃、古典医学が苦手な方も触れやすい所だと思います。

https://youtu.be/nwbeheLrQqg


毎週木曜日は以下の勉強会を行っています。
20:00〜22:00実技練習
22:00〜23:00類経輪読
23:00〜23:30方術説話輪読
USTREAMにて輪読会Live配信しております。
USTREAM http://www.ustream.tv/channel/chovix
にしずか Labo http://www.nzlabo.com
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http://keiraku-toku.wix.com/home#!blank/j38if





以上で今回のレポートを終了します。





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