川を登るのは道があるから

僕は綺麗な川を道としてぐんぐん登っていく。毎日だ。水嵩はその時によって違ったりするけど道が無くなることはない。僕がなぜ川を登るのかというと、その先に僕が住む家があるからなんだけど他の人はそんなことしない。自分の家があるとかないとかは関係無くて、道には見えてないようで川としてしか見えないらしい。川だから登れるんだろ、と僕は思うが他の人は川は上から下へ水が流れる場所だと思ってるみたいだ。だから僕の家には誰も訪ねてこない。
僕も誰かの家を訪ねたことはないけどね。

僕は川を登りきった先の水源の中で暮らしている





僕の言葉が君の人生に入り込んだなら評価してくれ