生い立ち~ / いろはの い
生い立ち / い
もの心が付いたときにはどこかの家にいた
都会の一軒家だった
玄関に向かって左手と裏側にはドブ川が流れていた
といっても自分が5歳ころはまだまだ畑や田んぼがそこら中にあって野犬も沢山いた
畑には野ツボもあったしそこら辺の水たまりには蛭もいた
幼稚園に行けば大きな防火水槽があってたっぷりの綺麗な水中には水草とメダカが泳いでいてそれを眺めるのが好きだった
先生はみんな若くて自分の母親を思い出していた気がする
というのも家に居る母親は本当の母親ではないことを感じていたからだと思う
幼稚園当時の記憶と言えばこの程度で実際の思い出と言えば小学校からだろう
その小学校は先に書いた家の裏のドブ川を挟んだ向側にあってとても近かった
その川で見たものとは・・・
つづく
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